地図を楽しむ

地図と共に歩く。里山歩きや、ウオーキングに、そして時には読書に・・・

アンデパンダン展を観に行く

2012-03-30 | 日記

国立新美術館へアンデパンダン展を観に行きました


友人の出展するアンデパンダン展を観に、六本木の国立新美術館へ行きました。
高校の時の、気の置けない仲間5人で観に行きました。

そこでは、同時に セザンヌ展も開催しており、同じ建物の中で肩を並べて同級生が絵を展示するとは、
なかなかやるじゃないという感じでした。

今年で観に行くのは三回目になります。

彼女の絵です。堂々と何かを訴えようとしています。それは何んなのか?


他の絵もたくさん展示してありました。

その中で、私の注目した絵を2,3あげてみますと、
 

モネの睡蓮の絵を思い出させるような、美しいブルーの絵でした。
 

飯能の巾着田で同じような光景を目にしたような気がします。

曼珠沙華のお花畑ですか・・・。




私は地図屋ですから、興味を持ってみました。
土地利用図のような色使いです。

タイトルは 地図にならない地図 のように書かれていたように記憶しています。


そして、次は絵ではなく、モザイクのような展示物でしたが、その発想が目を引きました。

みんな疲れて、寄り添って、まどろんでいるようにも見えましたが・・・?

その意図や如何に?

といった調子で楽しんできました。



孫のコンサートを聴きに行って

2012-03-28 | 日記

孫の中学卒業記念のコンサートを聞きに行って

横浜にいる孫が中学を卒業しました。

所属していた吹奏楽部の卒業記念コンサート  “Spring Concert” を
聴きに青葉区の公会堂まで行きました。

会場の雰囲気は下の写真の状態です。

 

パンフレットに
「演奏中のフラッシュ撮影はご遠慮ください」とありましたので、
演奏の合間に一枚だけパチリ

プログラムは次の通りです。

   

はじめ、中学生のコンサートだからと、お祭り気分で聴きに行きました。

しかし、時がたち、聴くにつれて、感動しました。
これが、授業の合間に練習した中学生の吹奏楽かと・・・!

特に、第Ⅲ部の 「シングシングシング」 スイング・ジャズの代表曲ですが、
こんな曲を、思いっきり演奏していたら、ストレスなんかたまるわけがない。

のびのびと、力いっぱい持てる力を発揮した、素晴らしい演奏でした。

皆さん!素晴らしい中学時代の卒業 おめでとう!


私は、終戦直後の第一回の新制中学卒業生です。(昭和25年 1950)

当時は、校舎も、教科書も、先生もほとんど揃っていない学校で、
今の、中学とは雲泥の差がありました。

しかし、わが人生を振り返ってみるとき
もっとも、記憶に残る、生き生きした時期でした。

朝から晩まで、自分たちで自発的に立ち上げた野球部で一日を過ごしました。

材木運搬でこしらえたお金で、ボールやネットを買い、スパイクの代わりに草鞋で野球をやっていました。
ボールやバットは貴重品でした。 
グローブはほとんど布製でした。
しかし、相手も同じようなものでしたから、楽しかったです。

これから、高校、大学、社会人へと発展していくのですが、
吹奏楽で力いっぱい演奏したのと同じように、
思いきり持てる力を発揮して、生きていってほしいと思います。

その姿を確り見るためには、まだまだ元気に長生きしなくっちゃあね!


 

 

 


大山公園散策

2012-03-25 | 散策

大山公園を散策

今日は、久しぶりに大山公園を散策しました。

以前、よくジョギングや、ラジオ体操で訪れていました。住宅地にある小さな公園です。
既にラジオ体操を終えた人たちが、三々五々家路についていました。

一段落したら、私もリハビリを兼ね、ラジオ体操に参加するつもりです。 
 

今日は、今まで見向きもしなかった、植物を見て回りました。 
 

先ず、ハクモクレンです。
ハクモクレン(白木蓮) 


 

左の写真は昨日、右は今日撮ったものです。もうこんなに変化していました。

モクレンの仲間で、ぼつぼつ白色の花が咲き始めました。
葉に先立って、大きな白い花を付けます。
枯れ木に、ある日突然真っ白い(ちょっとベージュがかっていますが )大きな花をつけますので、
人によっては葬式を思わせ嫌うようですが、ちょっとした春の風物詩です。

普通、モクレンというと紫色の花をつけますが、近くでお目にかかるモクレンは総てこのハクモクレンです。

 

カクレミノ(隠蓑) ウコギ科 常緑亜高木。
別名、カラミツデ、テングノウチワ、ミツデ、ミツナガシワ、ミソブタ、ミゾブタカラミツデ等。

 

葉は別名テングノウチワのごとく三つに分かれています。説明によると2~5つに分かれたのもあるようです。
花は6-8月に咲きます。
樹液が漆の成分を含むため、かぶれる人は街路樹にはご注意を。


コノテガシワ(側柏) ヒノキ科

朝鮮や中国北部に分布する常緑針葉高木。

枝の直立する様子が、子供が手を上げた様子に似ていることから命名されたとか。
こんもりと丸みを帯びた小低木で、公園木、庭木としてよく植えられています。

前に住んでいたマンションにも、同じような木が茂っていました。
以前植えられていた木は、ちょっと強い風が吹くたびに、よく倒されていたので、

住民からの提案で、この木が植えられ、以後は少々の台風でも平気なようでした。

 

ムクゲ木槿) アオイ科 落葉低木。
庭木として広く植栽されるほか、夏の茶の花としても欠かせないそうです。

 夏から秋(7~10月)にかけ、白、紫、赤などの美しい花をつけます。

今は箒のような姿ですが、うす紫の美しい花が咲き、まさに茶花として珍重されるわけです。 

 

シラカシ(白樫・白橿) ブナ科 常緑高木、いわゆるカシ類の一種。
樹皮 が黒いことから、クロカシの異名もあるそうです。

木が丈夫なため木刀の材料にもなるそうです。

 

ゲッケイジュ(月桂樹) クスノキ科 常緑高木。

ここで、是非紹介したかった木です。
この公園の下の通りにたくさん植えられていました。
今はまだ枝振りも貧相ですが、大きくなったら見事でしょう。

それを待って、長生きしましょう。 

 

 

ではまた・・・

 


湯島聖堂から神田明神へ散策

2012-03-21 | 散策

湯島聖堂から神田明神へ散策しました。

御茶ノ水の眼科医へ行く予定がありましたので、2時間早めに出て、湯島の白梅と神田明神のお神輿を見に行きました。

例によって、いろいろな樹木を見てまわりました。

先ず、湯島聖堂ですが、聖橋をすぐ横の降り口に案内図と次のような説明板がありました。

 

説明板には次のようなことが書かれていました。

「■ 湯島聖堂と孔子  
孔子は、2500年ほど前、中国の魯の昌平郷(現山東省載寧市曲阜)に生まれた人で、その教え『儒教』は東洋の人々に大きな影響を与えた。
儒学に傾倒した徳川五代将軍綱吉は、元禄3年(1690)この地に『湯島聖堂』を創建、孔子を祀る『大成殿』や学舎を建て、自ら『論語』の講釈を行うなど学問を奨励した。

■ 昌平坂学問所跡 
寛政年9年(1797)幕府は学舎の敷地を拡げ、建物も改築して、孔子の生まれた地名をとって『昌平坂学問所』(昌平黌ともいう)を開いた。
学問所は、明治維新(1868)にいたるまでの70年間、官立の大学として江戸時代の文教センターの役割を果たした。…

■ 近代教育発祥の地  
明治維新により聖堂は新政府の所管となり、明治4年(1871)に文部省が置かれたほか、
国立博物館、師範学校(現筑波大学)、女子師範学校(現お茶の水女子大学)、初の図書館『書籍館(しょじゃくかん)』 などが置かれ、
近代教育発祥の地となった。・・・
後略」

聖堂内には、孔子像や孔子木(=かい)が厳然(?)と聳えていました。

 

 

この楷樹(別名・トネリバハゼの木)の説明板には次のような由来が書かれていました。

楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられている銘木で、(中略)今日まで植えつがれてきている。
枝や葉が整然としているので、書道でいう楷書の語源ともなったといわれている。(中略) 
中国では殆ど全土に生育し、黄蓮木黄蓮茶その他の別名も多く、秋の黄葉が美しいという台湾では欄心木と呼ばれている。
牧野富太郎博士はこれに孔子木と命名された。
孔子と楷とは離すことができないものとなっているが、特に当廟にあるものは曲阜の樹の正子に当たる聖木だあることをここに記して世に伝える。」
とありました。
 

上はモモノキとありました。

モモ(桃) バラ科 落葉小高木
中国の原産です。 
今はまだその面影はありませんが、まもなく五弁または多重弁の花が咲き、夏頃には水分が多く甘い実がなります。
その故でしょうが、水密糖とも呼ばれています。
いかにも中国らしい果物です。

 

カヤ)  イチイ科 常緑針葉樹。 

樹高は高く20m、周囲は3mほどになるそうです。
成長は極めて遅いが寿命は長いそうです。
囲碁将棋の板はこの木が最高だとか
あまり日の当たらないところでも育つことができるそうです。
 

多少囲碁をたしなむ私は、みるのは初めてです。私の持っている碁盤はカツラです。カヤは高根の花?

 

アンズ (杏子/杏) バラ科 落葉小高木。

熟すと甘みが生じ、種と果肉が離れやすいのが梅と違う特長だそうです。
よくジャムなどに使われています。
すでに美しい花を咲かせていました。サクラよりも早く咲くそうです。 

 

スダジイ ブナ科 常緑広葉樹。 別名はイタジイやナガジイ。普通、シイという。

 

でかい木でした。どんな字を書くのでしょう。

幹は黒褐色で、直立し、成長すると樹皮に縦の切れ目が入ることが特徴だそうです。
葉の裏側が白色から赤銅色を表すため見分けがつきやすいとか。
成長すると樹冠がドーム状になり上からみると、まるでブロッコリーが集まっているように見えるそうです。
でも、大きすぎて上から見るのは難しそう。あちこちに生育していました。

 

それから、まだ時間の余裕がありましたので、道路を隔てて向かいの神田明神様へお参りに行きました。

入口の甘いもの屋は通過して、まっすぐ本堂に入りました。
甘酒も呑まずに。(あとで眼科病院に行かなければならないこともあって)

先ず、ウメの花を愛でて・・・

 

次に、興味を持ちましたのは、本堂裏手の銭形平次とがらっ八の碑です。

銭形平次碑には
「銭形の平次は野村胡堂の名作『銭形平次捕物控』の主人公である。
平次の住居は、明神下の元の台所町ということになっている。
この碑は、昭和四十五年十二月有志の作家と出版社とが発起人となり、緑りの明神下を見下ろす地に建立された。
石造り寛永通宝の銭形の中央には平次の碑、その右側に八五郎、通称『がらっ八』の小さな碑が建てられた。」とありました。

 

そして、これを企画したのが、なんと文芸春秋、中央公論、講談社、それに長谷川一夫さんらそうそうたるメンバーです。
その発起人らの石碑も載せておきましょう。 




新宿中央公園

2012-03-12 | 散策

新宿中央公園を散策

 

 京王線新宿駅から都庁への地下道を通り、新宿中央公園を散策しました。

 約2時間の散策でした。

行きは新宿駅まで、帰りは初台駅から電車にしました。(まだ、あまり歩きすぎてはよくないそうなので)

 

 緑道散策でお馴染みになった、ケヤキ、クスノキ、ウバメガシ、マテバシイ、ソメイヨシノなどが沢山植えられていました。

 その中で、やや珍しい木や、記念物などを収録してみました。

 

 まず目についたのが、木ではありませんが、新宿ナイアガラの滝です。

 ジョギングしていたときは、朝早いためか滝の流れを見ることはなかったのですが、今日はお昼近くでしたので、

飛沫を飛ばして気持ちよく流れ落ちていました。

 

 そして、すぐ後ろには、都庁の馬鹿でかい建物がそびえていました。都庁第一庁舎です。
 

 また、ワシントンから送られたハナミズキとその説明板が立っていました。

「アメリカ・マサチューセッツ州 アメリカハナミズキ記念樹」とありました。

日本から送られたソメイヨシノのお礼だとか。100年昔のことです。
それにしては、幼い木でしたが…。多分その子孫でしょう。 

 

 ミズキ というのもあるのですね。

今は、葉も花も咲いていませんので、ハナミズキとどう違うのかわかりませんが・・・。

 水分を多く含んだ植物のようで、枝を切ると水がしたたり落ちるとか。

生育地も水分の多いとこでないと育たないようです。

 

アオキ(青木) ミズキ科 常緑低木。

 下生えとして、アオキが多く見受けられました。
常緑で、さらに枝まで青いからアオキと命名したとか。

ここのは斑入りでしたが、斑入りでないのもあるそうです。
日本の原産で、日陰にもよく育つため、トイレ(便所)の近くなどによく植えられていました。
高さは2mぐらい、花は3 - 5月に咲きます。
そして秋頃から赤い実(種類によっては白、黄色もあるそうですが)がなります。

 

ウバメガシ 大きく育っていました。

都庁前の公園らしく、太田道灌の銅像が建っていました。


 突然の雨で、蓑を借りに寄った時、百姓の娘が出てきて一輪の山吹の花を差し出したという物語です。
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」

ギンセカイ 宇治市の植物園にあるツバキ科の花だそうです。
 

見事な花です。
はじめ梅の一種かと思いましたが、ツバキの種だそうです。

 

サルスベリ (百日紅) ミソハギ科 中国が原産だそうです。 落葉中高木。

今は、まったく魅力のない木ですが、夏になると暑いほどよく咲く花のようです。
紅の濃淡または白色の花が見事です。
幹はすべすべしていて、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということでこの名がついたと言われていますが、
実際には滑ることなく簡単に上ってしまうそうです。
比較的長い間、紅色の花が咲いていることから百日紅と言われたとか。この方が説得力があります。

 

今日はこの辺で。

 

 

 

 


続続・緑道公園の樹木

2012-03-07 | 散策

続続・緑道公園の樹木

 

近くの病院での話では、手術後のリハビリは無理をせずゆっくり回復に努めるように注意されました。

焦ってはいけないそうです。

気持ちを入れなおして、のんびりリハビリに努めます。

ただ、ゆっくり過ぎては筋肉が衰えてよくないそうですし、多少糖尿病の気配があるようですし、難しいところです。

 

さて、今日は緑道の散策を笹塚寄りに伸ばし、駅まで行きました。この辺は世田谷区になります。

世田谷区では樹木に名札を付けていませんので、正確な名称が分かりません。

一応並べてみますと、

 

ウメ(梅)  バラア科 落葉高木

 

江戸時代以降、花見といえばもっぱらサクラでしたが、奈良時代以前には「花」といえば、むしろウメの方が多かったそうです。

徒然草にも「梅は白き、薄紅梅。一重なるが疾く咲たるも、重なりたる紅梅の匂いめでたきも、みなおかし。」と、評価しています。

また、花を観賞するほかに、梅干しや梅酒、梅酢などとしても重宝されています。

 

ゲッケイジュ(月桂樹) クスノキ科 常緑高木。

この緑道で私のもっとも珍重している木です。

この木を見つけた時、すぐにローストビーフやカレーなどを煮込むときに入れる葉を思い出しました。末永く生育して欲しいものです。


葉に芳香があり、古代ギリシャでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者や大詩人の頭に被せていました。

今でもマラソン大会などの勝者の頭に翳して栄誉をたたえています。

葉には芳香成分が含まれ、葉を乾燥させたものをローリエ(フランス語)、ベイリーフ(英語)などと呼び、香辛料として広く流通しています。

 

スギ) ヒノキ科 常緑針葉樹

スギは日本固有のもので種類も多く、天竜杉、屋久杉、吉野杉、北山杉、秋田杉、山武杉などが有名です。

花は今頃の、2月から4月に開花します。

沢山の花粉を飛ばすため、開花期には花粉症の原因となり迷惑しています。

これは戦時中、生育が早いことから人工林として過密に植えられためだそうです。

また、その後十分な間伐をせずに放置されたため、樹冠で光が遮られ、林床には他の植物が生存できず、また杉の木同志も、あまりよく成長しなくなったようです。

昔は、林業の従事者が木に登り枝おろしをやっていましたが、今ではそんな姿は全く見られなくなりました。

ハナカイドウ(花海棠) バラ科 中国原産の落葉小高木

別名はカイドウ(海棠)、スイシカイドウ(垂絲海棠)、ナンキンカイドウ(南京海棠)。

この緑道のはスイシカイドウ(垂絲海棠)でしょう。ちょうど糸を垂らした先にモモのようなピンク色の花が咲きます。

花期は4-5月頃です。

 

シャクナゲ (石楠花、石南花) ツツジ科


シャクナゲは葉にケイレン毒があるそうです。

種類が多く、日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しているが、その多くは変種だそうです。

私も鉢植えで育てましたが、溶岩のような土で、水はけがきわめてよく、それでいて毎日水やりを絶やしてはいけないようでした。

でも、その花は見事でした。ずいぶん長く育てた覚えがあります。


続・緑道公園の樹木

2012-03-05 | 散策

続・緑道公園を新宿方向へ散歩して

大分、リハビリが楽に続けられるようになりました。
本来が野人で、野に山に歩き回っていましたので、回復も早いようです。
でも、このたびの入院には閉口しました。慎重に、ゆっくり回復するよう努めます。

さて、先日は緑道を笹塚方面に歩きましたので、今回は反対に初台方面(新宿の一つ手前)へ歩いてみます。

 

ヤブツバキ(藪椿)、ツバキ科 日本原産の常緑樹。通常ツバキとも呼ぶ。


    

冬に咲く花の代表。万葉集にも出てくる日本の代表的な花で、昔はサクラよりも珍重されていたようです。

「つばき」の名称は、厚葉樹(あつばき)、または艶葉樹(つやばき)が訛ったとされています。

ツバキの花はサクラと違い、花弁が個々に散るのではなく、丸ごと落ちる。
それが首が落ちる様子を連想させるために入院している人のお見舞いにはタブーとされています。
また、落馬を連想させるとして、競走馬の名前には避けられています。

サザンカ(山茶花) ツバキ科の常緑樹

秋の終わりから、冬かけての寒い時期の花です。
この写真の木は、すでに花が終わった後のようです。
サザンカの名は山茶花の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれています。

この名前から、童謡が思い出されます。
♪ 
さざんか さざんか 咲いた道
  たき火だ たき火だ 落葉たき ・・・ 
(あまり書くと著作権とやらに引っかかるのでやめておきましょう。)

キンモクセイ(金木犀) モクセイ科の常緑小高木樹、
単にモクセイという場合はギンモクセイを指すようです。

庭木としてよく植えられています。秋には小さいオレンジ色の花を咲かせ、芳香を放ちます。
匂いはギンモクセイよりも強いようです。
甘めでしっかりした香りがあることから、汲み取り式トイレの悪臭除けに植えられ、その匂いを緩和していた由。

カツラ) カツラ科の落葉高木。

街路樹や公園樹に利用されています。
高さは30mにもなります。
落葉は甘い香り(醤油の良いにおいに似ている)がするそうです。

材は香りがよく耐久性があるので、建築、家具、鉛筆などの材料に使われます。
また、碁盤や将棋盤(カヤが主流だが)にも使われています。

ニセアカシア(偽のアカシア) 
明治のころ輸入されたのはみなこのニセアカシアだそうです。


札幌や大連のアカシア並木も、歌に歌われているアカシアもみなこの偽アカシアです。
用途は街路樹、公園樹、砂防・土止めに植栽など。

樹高は2025mになり、幹には鋭い棘があり扱いにくいそうです。
初夏、白色の総状の花房を垂れ下がらせます。
花の後には平たい5cmほどの鞘に包まれた45個の豆ができます。

材は耐久性が高いため、線路の枕木、木釘、木炭、船材、スキー板などに使われています。

ハナミズキ(花水木) ミズキ科の落葉高木。別名、アメリカヤマボウシ

ハナミズキの名はミズキの仲間で花が目立つことに由来します。

花期は4月下旬から5月上旬で白や薄いピンクの花をつけます。
私の大好きな花です。
秋につける実は赤い。庭木のほか街路樹として利用されています。
日本における植栽は、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈ったとき、その返礼として贈られたのが始まりだそうです。
今年、その寄贈100周年を記念して、再びハナミズキを日本に送る計画が持ち上がっているそうです。

ツバキ(椿)
ツバキとだけ書いた名札がぶら下がっていましたが、ユキツバキ(雪椿)ではないか。雄蕊の花糸は黄色です。

雪の地域にも適応する変種で、ヤブツバキに比べ、枝がしなやか、花弁が水平に開く、等の特徴があります。

その他、小型の花をつけるワビスケ(侘助)などもあります。

 

イガモクセイ 
花はキンモクセイほどは強くないが甘酸っぱい匂いがします。

私の家の築山にも植えてありました。
仕事一途であった父がこのような花を愛でていたかと思うと、ほほえましく大変懐かしい気がいたします。
幹は淡灰褐色。葉は楕円形で先端は急にとがり、縁にはあらい細鋸歯があります。
よく、登って剪定していましたが、この葉のイガには閉口でした。
花は9-10月ごろとか。

タブノキ(椨) クスノキ科の常緑高木。 イヌグスタマグスヤマグスとも。


高さは20mほど。太さも1mに達する場合があるそうです。

若い枝は緑色で、赤みを帯びています。
葉は枝先に集まる傾向があり、葉は長さ8-15cm、倒卵形。

花期は4-6月。黄緑色であまり目立たない花を咲かせるそうです。

各地の神社の「鎮守の森」によく大木として育っているそうです。注意しておきましょう。

枝葉は乾かして粉にし、線香や蚊取線香の材料(粘結材)に用いるそうです。

ヤマザクラ(山桜) バラ科の落葉高木。


日本の野生の桜の代表的存在。
葉芽と花が同時に開くので、これがソメイヨシノと区別する大きな特徴です。

同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、ソメイヨシノのように短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できるそうです。

このような多くの種類の木に取り囲まれていますので、これからは折々に花を愛で、味わいながら余生を楽しみましょう。
こんなことを言う年になりましたか。トホホ・・・