衆院選 対北朝鮮政策
安倍首相は目下の北朝鮮情勢を「国難だ」という。
だとすればなぜ、衆院議員全員を不在にする解散に踏み切ったのか。
1カ月もの期間を選挙に費やす「政治空白」を招く。
「国難」の政治利用、選挙利用と言うほかない。
大事なのは関係国との外交であり、国会での議論のはずである。
今回の選挙で安倍政権が「信任」されれば、
日本の軍事的な対応を強めるべきだという声は党内で一層力をもつだろう。
危ないことだ!
いま大事なことは、米、韓国、中国、ロシアが問題解決に向けた共通認識を築くことだ。
日本はそのための外交努力を尽くさねばならない。
希望の党は「現実的な外交・安全保障政策」を掲げるが、北朝鮮にどう向き合うか、具体的な説明がまだない。
ハッキリした意志を示してほしい。その為の新党だろう。