地形図 甲府 扇状地を見る
甲府盆地は、釜無川と笛吹川の合流でできた “湖” ではなかったかといわれています。
次の地図を見てもうなずけます。
富士川ができて、現在のような地形、甲府盆地ができたのでしょう。
しかし、周囲の山々から流れ出る川水は、平野部でその流れの勢いを緩め、いわゆる扇状地をあちこちに作っています。
甲府盆地は複合扇状地といわれています。
下の地図はその一つです。
図は達澤山から流下する川の扇状地です。
扇状地には桑畑やブドウ園が開かれています。
現在は、桑畑を中心にした養蚕業は衰退しましたが、それに代わってブドウ栽培とワイン醸造が盛んになり、全国の約半分はここ甲府で生産されているそうです。
多分、水はけのよい扇状地と温暖な気温に支えられているのでしょう。
ところで、三角州と扇状地の違いがよく解らないのですが、
検索してみると、
「・・・扇状地の場合は山にちかく、ちょっと流速が落ちたぐらいで堆積するような粒の大きな土砂です。
水が地下に染み込みやすく、伏流することもあります。
したがって、土地利用として水田は出来ず、果樹園が多い。
三角州の場合、(海や湖の)河口まで流れてくるようなものは(土砂の)粒が小さいので、保水力もあって水田ができます。」 とありました。
これからも、実例で検証してみましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます