お墓参りに行きました
お盆でもあり、お寺も新しく出来上がったので、久しぶりにお墓参りに行きました。
何時もは、二宮駅からジョギングで往復するのですが、今は自重してウオーキングで往復しました。
往復約8km、気温35度、やや勾配のある道なので、少々くたびれました。それも、暑い盛りのお昼前後です。
タクシーでお参りしたのでは、故人も特別喜ばないだろうと、一人合点して、よたよた歩きで苦行しました。
ミカン畑の広がるあたりから、富士山の絶景や相模湾が眺められるのですが、今日はもやっていて、晴天ですが見れませんでした。
途中の富士見平バス停で、「愛の地蔵尊」を眺めながら、木陰で一休みしました。
「愛の地蔵尊」の説明板を紹介します。
「今から三百余年前、水盃を交わしてお伊勢参り旅立った数人の村人達は、無事に参詣を済ませて大井川まで戻ったが、川止めにあい、この村人たちの中の一人の若者は、結婚後三か月もたたない若妻が家で待っているので、帰路を急ぐあまり川止めの禁を敢えて犯し、濁流に呑みこまれてしまった。村人たちは村に戻り、この若妻に『夫は、川止めと聞いて、幾日も待っておれないと川舟で伊豆を廻ってこゆるぎの浜へ帰るといっていた。』と嘘を言った。若妻はこの話を信じ、展望の台地(湘南富士見平)へ迷い出て相模灘を覗きこむように夫の帰りを待ったが、ついに歌うが如く、泣くが如く、夫の名を呼び続けてこの台地をさまよう身となった。
後に、この話に感激した一女性が私費を投じて地蔵を建立し、厚くこの若妻を供養した。これが『愛の地蔵尊』である。」 と、
11:00頃、お寺にたどり着き、草ぼうぼうの墓を掃除し、お花を供え、線香を燻らして、お詣りしました。
やるべきことをやったと、いい気分になりました。
後は、駅前まで歩いてビールを飲もうと・・・。
意欲が湧いてきました。
もう間もなく私もここへ納められ、時には子供たちも墓掃除に来てくれるだろうかと、
淡い期待をしていますが・・・、そのうち無縁仏になるでしょう。
☆
最近、少々おかしな思いを巡らすことがあります。
シャワーで汗を流しているとき、
この体は親からもらったもの。大事に使わなくっちゃね。
すると、この体は、私の心の仮の居所ではないのかと。
最近、心臓や肝臓など、体のあちこちを他の人から移植しているようですが、
心の移植は聞いたことがない。
体は何時か朽ち果てるだろうが、心は別の宇宙をさ迷い歩くのではと・・・。
都合のいい解釈をしながら、老後を楽しんでいます。