新宿御苑散策
いい天気なので、久し振りに新宿御苑へサクラ見物に出かけました。
土曜日のためか、新宿門は入場規制を行うほどの人出で大混雑、私は足を伸ばして大木戸門から入りました。
殆ど平日と変わらないぐらいの静かな人出でした。
散策した道のりは下の地図赤線です。行程約10Km.
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今日は、公園の一番外側を周回しました。
そのためか、ちらほらしか人に会いませんでした。大変静かにサクラ見物ができました。
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先ずは、玉藻池
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そこの説明板によると、
内藤下屋敷庭園の池だそうです。
池の形や中の島は当時のままだそうです。
写真でもわかるとおり、大変静かでした。
そして、スズカケ並木のある、フランス式整形庭園に出ました。
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しばらく、そこのベンチに腰かけて、日向ぼっこを楽しみました。殆ど人影はなし。
その隣の林には、自然のまま生育させたスズカケの巨木がありました。
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そこの説明板によると、
「・・・枝をきらないで自由にのびのびと育っています。
そのため、普通ではなかなか見られないような自然の樹形が観察できます。
ところが、フラン式整形庭園のスズカケ並木を見てください。
樹齢はほぼ同じにもかかわらず、樹高は低く、幹まわりも小さいことがわかります。
枝もあまり張っていません。
これは、定期的に枝をきっているためです。
都内でよく見かける街路樹も、枝がじゃまにならないよう枝をきっているため、
本来の樹形とはちがった形になっています。」
自由気ままに生育させると、こんなに立派な木になるのですね。
人間のエゴで、公園や道路際の並木にされているのは、可哀そう過ぎます。
しばらく行くと、奇妙な橋が架かっていました。
明治38年(1905)にフランス人が組み立てたものだそうです。
説明板によると、「日本初の擬木(ぎぼく)の橋」だそうです。
また、途中に「ヒートアイランド現象」の説明板がありました。
その説明板を紹介すると、
「都市では、アスファルト、コンクリートなどが太陽で熱せられたり、
ビルの冷暖房や工場からの人工的な熱が大量に放出されるため、
郊外に比べると常に気温が高くなっています。
建物が建ったり道路が出来たりして、自然の地面や緑やが少なくなったことも、
気温の上昇をより大きくしています。
等温線を描くと都市部が熱い島のようになるので、これをヒートアイランドと呼んでいます。
最近都内の桜が早く開花するのも、ヒートアイランドが一因と云われています。・・・」
公園の外周を歩いていると、大きな木が茂っているのに気付きます。
スダジイ、マテバシイ、シラカシなどの常緑広葉樹です。
昔は御苑の外へい建物が出来ると、それを嫌って、その辺りに木を植えて目隠ししたそうです。
ここにも、多くの樹や花が咲いていました。
その、2,3を紹介すると、
(ヒサカキ=姫榊…神に備えるやや小さい葉の榊)
(イイギリ・・・ナンテンギリともいう。秋にはオレンジ色の実がブドウのように実ります。)
(オドリコソウ=踊り子草・・・花の形が笠をかぶった踊り子に似ていることから)
(だいこんの花)
そうして、その中に、非常に奇妙なこぶ状の木の根っこが生えていました。
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初めて見る光景です。
説明板によると、クラウショウ と云うのだそうです。
「秋になると枝が鳥の羽のように落葉することから、落羽松と云います。
北米原産のスギ科の落葉針葉樹で、湿地や沼地に生育するためヌマスギとも呼ばれています。・・・
地面にごつごつしたタケノコのように並んでいるのは、気根といってクラウショウの根から出ているるものです。
地上や水面上に出て、酸素を取り入れる働きがあります。
ここのクラウショウは明治時代に植えられたもので、樹齢100年を超える大木です。
日本国内でこれほど古く、また気根の美しく発達したラクウショウは大変珍しく、
価値の高いものと云えるでしょう。」
面白いものをみせてもらいました。もっと調べてみましょう。
そして、新宿門から出ました。
まだ、沢山の入場者で混雑していました。
今日は、出口は別になっていました。
腹は空いたが、家で一杯やろうと思い、いつもの道を急いで帰りました。
いい一日でした。