鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

第11回 じないまち雛めぐり 富田林市

2017-03-12 14:43:24 | 大阪
予告の天神橋筋商店街は一週間遅らせます。

鉄ちゃん爺やの隣町になる富田林市で
毎年開催される雛めぐりを紹介しまひょ。

(第11回じないまち雛めぐり ポスター)


(富田林市 マンホールの蓋)


マンホールの蓋には寺内町の古い家屋と金剛・葛城の
山々を描き、市の花であるツツジが添えられてまんな。

近鉄の富田林駅を下車したら駅前のロータリーに
さっそくながら「お雛さま」が飾られてまっせ。

(富田林駅前ローターリに お雛さま飾り)


(近畿日本鉄道 富田林駅舎)


(富田林市 寺内町の見取り図)


戦国時代の永楽年間(1558年~1570年)

一向宗の証秀上人によって興正寺(こうしょうじ)が
建てられ、お寺を囲むような感じで出来たのが
富田林の寺内町で、約450年間もの長きにも関わらず
大きな火災がなくて、江戸時代から明治ごろまでの
古い家屋や街並みが約40軒ぐらい残ってますんや。

それでは大阪府に唯一残る寺内町を、ご案内しまひょ。

重要伝統的建造物保存地区に指定されまして、最近は
観光客にも知られ、大阪府の隠れた名所になつてまぁ。

(江戸時代の古い民家)






(虫篭窓=むしかごまど ズームアップ)


江戸時代の民家には軒高の低い中二階が多く見られますんや。

表側に採光と通風の為に虫篭窓(むしかごまど)を造るという
良く見られる風景だなと、この後も良くご覧くださいね。

(イベント案内所・休憩所)


まずは地元の幼稚園や保育園の園児の作品から紹介しまひょ。

こんな、可愛い作品もイベントを盛り上げてまんねんで。

(保育園・幼稚園 園児の作った お雛さま)




それでは町の中心になった興正寺(こうしょうじ)を
先に紹介することにしまっさ。

浄土真宗のお寺なんですが、本願寺さんや真宗大谷さんの
宗派とは異なった、興正寺派に属するそうですわ。

(興正寺・別院 山門)(国の重要文化財に指定)


元は伏見城の城門だったそうで、京都の興正寺の北門に移され
その後、安政年間に再び富田林・御坊へ再移設されたんだって。

馬に乗ったまま通過できる立派な山門で、田舎のお寺にしては
別格の山門で、古文書から最近に判明した史実のようですわ。

(興正寺・別院 鼓楼と呼ぶ建物)(国の重要文化財に指定)


江戸時代後半の建物で最近になって塗り替えられた感じ。

虫篭窓(むしかごまど)がユニークな形をしてまっしゃろ。

(興正寺・別院 山門と鼓楼を東側から撮影)

(富田林 御坊の 表札)


(興正寺・別院の 由緒説明板)




(江戸時代の 興正寺御堂 絵図)


このお寺が造られた頃には、織田信長と石山本願寺の
お互いが苦しく長い攻防戦をやっていたそうですわ。

同じ一向宗なのに、興正寺・富田林御坊は意外にも
織田信長と妥協し、滅亡を逃れているのには驚きでんな。

織田信長に兵糧米を供出した一向宗の寺院があったとは?

一向宗の全てが織田信長を敵とした訳じゃなかったんだね。

(興正寺・別院前の 通りと紅梅)




(興正寺 脇門の前に お雛さま飾り)


(ズームしてみまひょ)


やはり総本山が京都でっしゃろ、古い京雛の形をしてまぁ。

男雛が向かって右側で、女雛が向かって左に置かれてますわ。

それでは、ここ寺内町で一番古い民家を訪ねてみまひょ。

(旧杉山家の住宅) (国の重要文化財に指定)


現在は富田林市が旧杉山家の管理をやっているとか。

寺内町の通りや筋は中世のまま残っているんだって。

中世の宗教自治都市として貴重な史蹟なんだろうね。

(旧杉山家の住宅 説明書き)


(旧杉山家出身 明治中期の歌人)


与謝野晶子などと並び女流歌人としては著名だとも。

旧杉山家の住宅は富田林・寺内町で現存する民家では
一番古く、江戸時代の前半の町家として貴重な建物。

西暦1600年代後半の建築で、旧杉山家はここの
富田林寺内町の創業期に協力をした家系なんだって。

江戸時代には造り酒屋としても栄えたようでっせ。

富田林・寺内町では興正寺を除くと民間の住宅では
唯一、国の重要文化財に指定されてますんや。

(旧杉山家 住宅)








重要文化財なので、ここは入場料が大人400円ですわ。

あまり気が進まなかったので入口から撮影して退散しまひょ。

(旧杉山家住宅 屋内の土間の附近)


それでは入場料の要らない古い町家へ向かいまっせ。

田守家の方へ歩いて行くことにしましたんや。

旧杉山家に次ぐ、寺内町で二番目に古い町家ですよ。

18世紀前半の江戸時代は中期の建築だそうですわ。

(田守家住宅の 説明書き)


(田守家住宅 全景)


(田守家の家紋)


(田守家 玄関から撮影)




後ろ姿が写っておられる男性の方が
現在の田守家の、ご当主さんのようでした。

中へ入らせてもらつて、お雛さまを拝見させて貰いまぁ。

(田守家の お雛さま飾り)


カメラぶれしてお雛さま、ぼやけてますご免なさい。

それでは、色んなお雛さま飾りを紹介しまひょ。

民家の玄関先や表に自慢のお雛さまを飾ってはりまぁ。

4~5年ぶりに、お邪魔したんやけど一眼レフのカメラを
持った男女の方が、凄く増えたのにはびっくりでしたわ。

特殊な物の他はコメントを入れませんのでご覧くださいね。

(うさぎの お雛さま飾り)


(ねずみの お雛さま飾りかしら?)


(町家の玄関先に 飾られたお雛さま)


(ズームインしまひょ)


(店舗の奥に お雛さま飾り)


(ズームインしたら)


我が家のお雛さまも、これとよく似ていたな!

我が家のは男雛が向かって右側でしたけど。

京都の方が作られたお雛さまで「京雛」と聞いてまぁ。



(寺内町の 観光用道標)


(観光用 道標にも お雛さま)


(ズームインしたら)




(十二支の お雛さま飾り)






(立派な七段飾りの お雛さま)




お店の入口に、どうぞご覧くださいとの置き方。

カメラマンには有り難いような配慮でっかな。

(民家の前にも 小ぶりなお雛さまが)


(ズームイン したら)


(寺内町の ふれあいセンター)


(板塀の犬走りにも お雛さま飾り)


(格子戸の内側に お雛さま飾り)


(格子戸から カメラを覗かせて撮影)


(民家の玄関にも お雛さま飾り)


(ズームインしたら)






(宮殿造り 立派な七段飾りの お雛さま)


(ズームインしたら)






(奥谷家 本家の母屋)


(奥谷家の玄関 立派な暖簾)






(ちゃっかり 商売をしている店も)




お土産に買って帰る観光客もちらほらと居ましたで。





博多人形じゃないよね、鉄ちゃん爺やには知識もなし。

デジカメでなんとなく、写すだけにしましたけど。





(東高野街道の 道標)


(江戸時代の 道標の説明書き)


京都から生駒山の山麓を通り東高野街道がここで
富田林・寺内町を通過してましたんや。

終着点は高野山で真言宗の総本山ですな。

宝暦元年(1751年)の年号が読み取れまぁ。

火の用心なんどの注意書きが記されているんだって。

(富田林駅前 大楠公の石柱とお雛さま飾り)


それじゃ、今回はこれでお仕舞にしまっさ。

次回は予告してました天神橋商店街を紹介しまひょ。

ほんなら~ これでさいなら~🎵









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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今晩は (oyajisann)
2017-03-12 18:43:02
富田林というと廃部になりましたが野球のPL学園
がすぐに思い浮かぶ世代ですが雛めぐりなんて催
しあったり貴重な民家が残っているとは知りません
でしたが町並み保存大変でしょうね。
それに一向宗でも信長方なんて驚きです。

返信する
お今晩はです。 (小倉のヒデ)
2017-03-12 20:27:26
今晩はです。富田林ですね。じないまち散歩コースですか
いいね。与謝野晶子などの昔の人を巡る旅も
良いですね。小倉は今日も快晴でした
自転車で午後から三時間走ってきました
むろん川べりですが、気持ちよかったです
6月の件は鉄ちゃん爺やさんのおすすめ
の場所でも良いですよ6月16日は予定道理
朝11時には天王寺東横インホテルには着きます
17日はパナソニックホテル大阪ですね1日だけ
泊って同窓会出て18日は天王寺に戻ります
19日には九州へ向けって大阪南港へ戻る予定です
6月は宜しくお願いします。コメント有難う御座いました。
返信する
こんばんは (さっちゃん)
2017-03-12 20:31:57
 「じないまち雛まつり」を楽しみました。古い町並みに雛人形がよく似合うと思いました。
 それにしても、富田林にこんな風情のある町並みが残っているとは。初めて知りました。

 ブログにコメントをありがとうございました。
東日本大震災からもう6年なんですね。何度もの停電、ガソリン切れ、食料品切れなどさまざまなことが起こりました。

 幸い都市ガスが使えました。我が家は電源を使わないタイプのガスストーブを使っていましたので、寒さに困ることは全くありませんでしたが。

 常念岳の雪はきれいでしたが、例年に比べるとどうかは、残念ながら私にはわかりませんでした。
 本当に目立つ形の山ですね。
返信する
~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます。 (オババ)
2017-03-13 08:46:08
わぁ~お雛様

「じないまち雛まつり」
園児ちゃん達のお雛様可愛いですね
いい記念になることでしょう(⌒∇⌒)

東京では絶対に観られない「お雛様風景」ですので
愉しませて頂きました<<(_ _*)>>

何時もコメント(人''▽`)ありがとう☆ございます。
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昔懐かしい (hide-san)
2017-03-13 17:03:58
昔懐かしいお雛様を見ていると、心が和みますね。

大変ありがとうございました。
返信する
こんばんは (isikazu62)
2017-03-13 20:39:44
じないまち雛まつりのお雛様は
飾り方もいいですね~。
うちの市でもひな祭りがありましたが
観光客が少なくってきました
商工会がもう少し力を入れないと
雛様が怒ってしまいそうです。

返信する
ひな祭り (おばさん)
2017-03-13 21:58:51
あらゆる場所にお雛様
特に古い町並みにはお似合いです
お玄関に家紋入りの暖簾とは
風情もあり好きな景色です
富田林・・・・
何かで読んだような
知って居るような
想いだせません
返信する
なんとなく・・・ (くちかずこ)
2017-03-15 21:48:12
大分の日田と雰囲気が似ています。
お雛様が似合いますね。
古い町並みを歩くと癒されます。
良いお散歩をされましたね。
返信する
コメント有難うございました~♪ (oyajisann 様へ)
2017-03-16 19:31:50
確かに歴史的伝統建造物保存群に指定されると
外壁の塗り替えや付近との調和なども含めて
手続きや申請には苦労するそうですよ。

でも白い漆喰はもう少し工夫が必要ですね
なんだか真っ白で古い建物と不釣り合いでね。

返信する
コメント有難うございました~♪ (小倉のヒデさんへ)
2017-03-16 19:35:41
普段は静かな寺内町なんですが
毎年ながら「雛めぐり」の3月の土日だけは
他府県からも観光客が来られますね。

6月の件は考えておきます~♪
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