鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

北アルプスを眺めながら  JR大糸線の旅

2020-06-15 19:34:40 | 鉄道
JR大糸線は長野県の松本駅から新潟県の糸魚川駅までの鉄道なんですよ。

北陸新幹線が金沢駅まで開通して糸魚川駅(いといがわえき)は
「えちごトキめき鉄道」へ北陸本線から名称が変わったんですわ。

そうするとJR大糸線の糸魚川駅から南小谷駅までのJR西日本の
部分が飛び地のようになり孤立しているのが現状なんでっせ。

JR西日本管轄では赤字路線の最大の区間に成っているとも。

(キハ120形 JR西日本の気動車)(2011年4月撮影)


(JR糸魚川駅名標) (2011年4月撮影)


この駅名標は当然ながら「えちごトキめき鉄道」のデザインに変わったはず。

昔はこの駅から特急「白鳥」で大阪駅まで乗ったこともありましたけど。

(JR北陸本線時代の 糸魚川駅ホームにて)(2011年4月撮影)


(糸魚川駅構内の ラッセル車)(JR北陸本線時代に撮影)


JR松本駅まで約105kmでっせ、それでは~ 出発! 進行!

列車はヒスイを産出する姫川を遡上するように進みますんや。

姫川は長野県の白馬村辺りから北へ流れて糸魚川市で日本海に注ぎます。

発車して周囲は直ぐに雪景色と変わってきましたで。

(JR大糸線 姫川沿いを南下)(2011年4月撮影)




この区間は過去に集中豪雨や大きな雪崩や地震などで被害を受け
たびたび不通となりJR西日本の、お荷物的な存在なんですわ。

1日の乗客が80人~90人とも言われ被害のたびに廃線かな?

2010年にも地元と協議するとの発言もあり現在も代替えの
バス路線さえ難しい、険しい山岳地帯を走ってますんや。

この辺りで新潟県から長野県に変わったはずなんですけど。

(JR大糸線 中土駅付近を通過中)(2011年4月撮影)




ご承知の通りこの辺りは糸魚川・静岡のフォッサマグマと呼ばれる
地溝帯の真っただ中を鉄道が走っていることになりまぁ。

だから崩れやすい山岳部に合わせて冬場の豪雪地帯なんですから。

毎年のように不通となる鉄道の難所でもありますかな。

(JR大糸線 南小谷駅=みなみおたりえき)(2011年4月撮影)






長野県北安曇郡小谷村(きたあづみぐんおたりむら)と読みます。

寂しげな山村ですがJR東日本とJR西日本の唯一の連絡駅ですわ。

松本駅からやってきた電車も、糸魚川駅からきた気動車も全てが
この駅で乗り換えとなりますんや。

(JR南小谷駅構内で 撮影)(2011年4月撮影)


画像の左側はJR東日本の特急「あずさ」で、右側は鉄ちゃん爺やが
糸魚川駅から乗ってきた普通列車の気動車になりますよ。

この駅で糸魚川駅から約35kmほど乗ってきたことになりまぁ。

JR東日本とJR西日本の列車が並ぶのは日本ではこの駅のみでっせ。

鉄道フアンには珍しい画像ですが、一般の方には普通の写真ですわな。

(JR大糸線 E127系 普通電車) (海ノ口駅で撮影)


今度はワンマンカーで2両編成の普通電車に乗りますんや。

後ろ乗りで前から降りる、関西人には慣れない方式ですわ。

(JR白馬大池駅名標)(2011年4月撮影)


険しい山間部を抜けて右手に後立山連峰が見えてきましたで。

これからは4月ながら残雪の北アルプスが眺められまんねん。

(白馬大池付近を通過中に 撮影)  (2011年4月撮影)


間もなくスキーのメッカである白馬村に近づいてきましたな。

長野オリンピックでジャンプ競技場に成ったのが白馬村でしたかな。

(JR大糸線 白馬駅名標) (2011年4月撮影)


(JR大糸線 白馬駅舎) (2011年4月撮影)


(長野県白馬村 マンホールの蓋)


この日は白馬村で1泊して白馬三山をホテルから眺めることにしまひょ。

寒かったですが露天風呂から観る白馬三山は素晴らしい眺めでしたで。

(白馬ハイランドホテル)(2011年4月撮影)


(白馬三山をズームアップ)(2011年4月 ホテルの客室から撮影)








翌日は再びJR白馬駅に出て松本市の方へ向かうことにしました。

昭和の時代に改札口を入った所に掲げていた旧の駅名版を発見しました。

現在は白馬駅ですが当時は信濃・四ツ谷駅だったはず。

(JR大糸線 昔の 信濃・四ツ谷駅名標) (2011年4月撮影)


(白馬村付近の 姫川の流れ)  (2011年4月撮影)




姫川も白馬村の辺りまで来ると小川のような流れになりましたね。

まだ残雪が見られますので寒々とした風景ではありますけど。

(五竜岳に 武田菱の雪形を発見)(2011年月撮影)


五竜岳の雪形は4月か5月中旬まで長くみられると言われてまんな。

五竜岳は標高2814mの後立山連峰の中央付近に聳えていますよ。

鉄ちゃん爺やが雪形の実物を見たのはこの時だけでおます。

(JR大糸線 神城駅名標)(2011年4月撮影)




(JR大糸線 神城駅舎)(2011年4月撮影)


ここから列車は小さなの峠を越えて長野県の大町市に入りますよ。

姫川はこの辺りが源流で峠を越えると高瀬川となり安曇野市へ向かう
犀川(さいがわ)の支流となり、流れも南向きに変わりますかな。

(JR大糸線 先頭車両から撮影) (2011年4月撮影)








(JR大糸線 簗場駅名標) (2011年4月撮影)


(JR大糸線 簗場駅舎) (2011年4月撮影)


(仁科三湖ですが まだ氷結してますね) (2011年4月撮影)




JR大糸線はこの辺りが最高地点で下りに入り残雪もこの辺りでお仕舞のようでした。

野生の日本猿に見送られ、峠を下ると海ノ口駅という無人駅に到着しましたよ。

(JR大糸線 海ノ口駅舎を背景に)  (2011年4月撮影)






海のない長野県ですが「海ノ口駅」とはこれは如何にと言うような感じ。

別の線区には「小海駅」とかいうのも有りまして不思議ですよね。

この駅まで下って来ると雪は消えて春の花が咲いていましたよ。

(雪解けで 春の花が咲いてました) (2011年4月撮影)




(JR大糸線 海ノ口駅付近の 線路)(2011年4月撮影)


線路を歩くのはマナー違反ですが、なにせ1時間半ぐらい電車は来ませんので。

ご免なさい~ 近道をして30分ほど散歩をさせてもらいました。

(JR大糸線 先頭車両から撮影) (2011年4月撮影)


(特急電車あずさ号と すれ違い)(2011年4月差釣り)


E257系で長くJR東日本で使われてきましたがE353系が新しく参入し
2019年3月で定期運行から引退し、臨時特急や急行に時々は走るそうですが
E353系が続々と進出するので廃車になるのが近いかも?

(JR大糸線 信濃大町駅舎) (2011年4月撮影)




(JR大糸線 信濃大町駅名標)  (2011年4月撮影)


(長野県大町市 マンホールの蓋)  (2011年4月撮影)


(長野県大町市 塩の道 博物館) (2011年4月撮影)


信濃大町は立山・黒部アルペンルートの長野県側の起点となりますんや。

路線バスで大町温泉郷へ出て扇沢からトロリーバスでスタートですよ。

そんな関係で観光都市として夏場には凄く賑わいをみせるんですわ。

鉄ちゃん爺やが家族旅行で訪れたのも35年近く昔に成りましたけど。

(北アルプス 爺ケ岳 & 鹿島槍ヶ岳) (2011年4月撮影)




左側の三つの峰を持つのが「爺ケ岳=じいがだけ」で標高が2670m
右側の二つの峰を持つのが「鹿島槍ヶ岳=かしまやりがだけ」で
標高が2889mで鹿島槍ヶ岳は、後立山連峰の主峰と言われてますかな。

信濃大町駅を出た列車は北アルプスの東麓を一路走り続けますよ。

(JR大糸線 安曇追分駅名標)(2011年4月撮影)


長野県安曇野市(あづみのし)なのに駅名は「あずみおいわけ」ですな。

他にも安曇沓掛駅(あずみくつかけえき)も先ほど見かけたんだけど。

「づ」と「ず」を使い分けているのはネットで検索して正しいと判明でした。

(有明山=ありあけやま) (2011年4月撮影)


有明山は別名を有明富士または信濃富士とも呼ばれるそうですわ。

安曇野の一番東側に聳える山なので冬場でも積雪が少ないんだとか
北アルプスらしからぬ山だと言われますが台形型の目立つ山ではありますね。

標高が2268m有りますが意外に高く感じないので気の毒にも感じまぁ。

北アルプスの山なのに登山をする方も少なく人気のない山の一つだとか?

(JR大糸線 穂高駅舎)  (2011年4月撮影)






近くに穂高神社が鎮座してますので駅舎も神社の建物のような感じでんな。

この駅前からレンターサイクルで大王わさび農場や碌山美術館など観光客が
のんびりと、安曇野(あづみの)らしい風景を堪能できる街でもあります。

鉄ちゃん爺やも2005年にレンターサイクルで回りましたが当時はまだ
デジカメじゃなくて、使い捨てのカメラで写していた頃で画像がおまへん。

(穂高神社 本殿) (2011年4月撮影)




穂高神社やの奥宮は上高地の明神池の側にあり、ここが本宮の様でした。

安曇野には道祖神が各地にあり、観光客にも人気のスポットだとか。

安曇野(あづみの)って何となく情緒のある地名だと思いまへんか?

(安曇野の 道祖神)  (2011年4月撮影)






(長野県安曇野市 マンホールの蓋) (2011年4月差釣り)


(安曇野から眺める 常念岳の峰々)


常念岳は標高2857mで北アルプスの手前で常念山脈とも言うらしいでんな。

安曇野市から眺める常念岳は周りの風景とマッチして信州らしい眺めでおます。

JR大糸線も穂高駅を出ると約30分ぐらいで松本駅に到着しますかな。

南小谷駅から松本駅までは70.1kmと表示されてました。

糸魚川駅からの旅も、これでお仕舞になりまぁ。

次回は木曽の奈良井宿と諏訪湖畔などを机上で巡りまひょ。

ほんなら~ 今日はこれで、さいなら~♪
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14 コメント

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おはようございます (ytakei4)
2020-06-16 10:49:36
2011年ですか?東北大震災の
年ですね。
返信する
今日は (hide-san)
2020-06-16 10:52:44
>JR東日本とJR西日本の列車が並ぶのは日本ではこの駅のみでっせ。
鉄道フアンには珍しい画像ですが、一般の方には普通の写真ですわな。

確かにボクには説明が無ければ何もわかりません。

日産自動車とトヨタ自動車の社屋が隣り合わせにあると、
想像すると、なるほどと納得できます。
読んでいくうちに、大糸線に乗って見たくなりました。
返信する
鉄道 (おばさん)
2020-06-18 21:53:23
自粛生活でどこにも出かけられませんが、
拝見して鉄道利用して、お出かけも良いですね。
返信する
昔の写真、よくとってあるんですねえ (くちかずこ)
2020-06-19 22:54:14
そして整理も。
優等生タイプですね。
安曇野、行きたかったところです。
一度、計画もして、宿もとったのですが、台風で中止になりました。
返信する
コメント有難うございました~♪ (ytakei4 さんへ)
2020-06-20 13:45:58
東日本大震災の半月前に予約した
関東のホテルをキャンセルして
信州の旅に変更した時の画像ですね。

とても関東へは入れる状態ではなく
後輩からも丁重に断られましたから。

信州でもJR小海線が地震の土砂崩れで
不通の為に遠回りしたこともありました。
返信する
コメント有難うございました~♪ (hide-san 様へ)
2020-06-20 13:50:19
当時はまだJR北陸本線の直江津駅や
富山駅から金沢駅まで
JR西日本とJR東日本の特急同士が
並ぶことも珍しくなかったですね。

北陸新幹線が金沢駅まで延伸した結果が
JR南小谷駅のみに成ってしまいました。
返信する
コメント有難うございました~♪ (おばさん 様へ)
2020-06-20 13:54:36
新型コロナウイルスが収まって早く
旅行をしたいと考えています。

人生最後の一人旅に成る可能性が強く
信州から関東へと考えています。

そろそろ単身赴任時代の知人や後輩と
お別れの挨拶もしておきたいのでね。
返信する
こんにちは~。 (isikazu62)
2020-06-20 13:56:11
旅行へ行った時の写真は今は?
探しようもないです。。
長野県は何回か行っているはずですが
まだまだ行かないところが多すぎます
同僚たち車で行っていた頃が懐かしいです。

返信する
コメント有難うございました~♪ (くちかずこ 様へ)
2020-06-20 13:57:51
やはりデジカメは便利ですね。

PCに5~6千枚ぐらいが残っていますから。

昔のフイルムの写真も良かったですが
デジカメのように何でもかんでも
撮るわけには行きませんでしたよね。
返信する
コメント有難うございました~♪ (isikazu62 さんへ)
2020-06-20 14:05:22
私も使い捨てカメラや旧式のカメラで
写した写真がミカン箱に1杯ありますよ。

アルバムにする気もなく現像だけして
無駄なお金を使ったもんだと反省してます。

返信する

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