アマチュア無線局  JA2KOWの苦(好)戦的奮戦記

    CW大好き人間です! 言いたいこと言わせていただきます。

フィリピン、進む汚職改善 14年版世界ランク85位 着実に向上

2014年12月17日 09時00分27秒 | フィリピン アジア関係
フィリピンは汚職の改善が進んでいる。世界各国の汚職を監視する独非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナルが発表した世界の汚職度ランキング調査2014年版で、フィリピンは175カ国・地域中85位だった。12年版の105位、13年版の94位から着実に順位を上げている。アキノ大統領は汚職撲滅を最重要課題の一つに挙げており、政府の取り組みが奏功しているもようだ。現地経済紙ビジネス・ワールドなどが報じた。
同調査は世界銀行など国際機関による各国の汚職に関するデータに基づいて「腐敗認識指数」(CPI)を算出した。100を最高とし、点数が低くなるほど汚職度が高いことを示す。フィリピンのCPIは38で、12年版の34、13年版の36と比べて改善した。今回の調査結果に対して同国中央銀行は、予算執行の透明性が向上し、汚職が横行する政府機関の改革が進んでいることなどが評価されたとの見方を示した。また、同国の財界団体マカティ・ビジネスクラブの事務局長は、官民が一体となって汚職追放に取り組んだ結果としながらも、さらなる汚職の改善に向けて努力が必要と指摘している。
近隣国のCPIは、シンガポールが84、マレーシアが52、タイが38などで、アジア太平洋地域の平均が43と、いずれもフィリピンの数値を上回る。
世界で一番汚職度が低いとされるのはデンマーク(CPIは92)、次いでニュージーランド(91)、フィンランド(89)の順と続き、日本は15位(76)だった。

中国は習近平(シーチンピン)国家主席が進める汚職撲滅運動にもかかわらず、清潔度が昨年の80位から100位に下落した。同団体は、各国の公務員や政治家について認識される腐敗の度合いが最もひどい状況をゼロ、最もクリーンな状況を100として指数を算出し、毎年ランキングを発表している。日本は指数76で15位に入った。米国は同74で17位だった。今年は175カ国のうち、北朝鮮とソマリアが指数8で最下位。両国とスーダン(11)、アフガニスタン(12)、南スーダン(15)がワースト5だった。指数が最も高かったのはデンマークの92で、ニュージーランドの91がこれに続いた。以下、3位にフィンランド(89)、4位スウェーデン(87)、5位ノルウェー(86)と北欧諸国が並び、スイスも同率5位。
指数の下げ幅が最も大きかったのはトルコの5ポイント。中国は昨年の40から36に下がった。

上位10カ国の順位と指数
1.デンマーク(92)
2.ニュージーランド(91)
3.フィンランド(89)
4.スウェーデン(87)
5.ノルウェー(86)
5.スイス(86)
7.シンガポール(84)
8.オランダ(83)
9.ルクセンブルク(82)
10.カナダ(81)
下位10カ国の順位と指数
174.ソマリア(8)
174.北朝鮮(8)
173.スーダン(11)
172.アフガニスタン(12)
171.南スーダン(15)
170.イラク(16)
169.トルクメニスタン(17)
166.ウズベキスタン」(18)
166.エリトリア(18)
166.リビア(18)

@汚職は文化ですから、永遠になくなりません。