日本に長期間滞在する外国人に発行される「在留カード」をめぐり、偽造カードや他人名義のカードを所持するなどの不正がこれまでに少なくとも33件あったことが13日までに、法務省入国管理局のまとめで分かった。在留カード制度導入から1年が経過。偽造カードを使って長時間働く例も確認されており、警察当局は警戒を強めている。
昨年7月9日から交付が始まった在留カードは、従来の外国人登録証明書に代わり、日本に3カ月以上滞在する外国人に発行される。カードの表面には顔写真の他、在留資格や期限、就労が可能かどうかが記載されており、制度開始から10カ月余で、約110万5000枚が交付された。
入国管理局は今年5月までに、他人名義や偽造されたカードなどを持っていたとして、33件の不正を確認。偽造品は多くが外見などから見破れるもので、カード内のICチップを偽造する高度な手口は見つからなかった。不法滞在者が持っているケースが多いとみられるが、ある警察幹部は「正規の在留資格があるのに持っていた者もいた」と指摘。その多くが「永住者」の滞在資格を装ったカードを持っていたという。入管難民法では在留資格により働ける時間や職種に制限があるが、永住者には制限がない。このため同幹部は、雇い主に偽造カードを見せて資格をごまかすことで、長時間働いて高収入を得ようとしていると推測する。
入国管理局も、在留カードの偽造防止対策をホームページで公開している。ホログラムや特殊インクによって、カードを傾けると文字やデザインの色が変わると紹介。登録番号から有効なカードかどうか判別するコーナーも開設し、雇い主らに注意を呼び掛けている。
参考:在留カード
@110万5千枚発行され、たった33件の偽造摘発、素直に評価すれば偽造が難しい、少しうがった見方をすれば警察当局が真剣に職質をしていないと言う事でしょうね。
昨年7月9日から交付が始まった在留カードは、従来の外国人登録証明書に代わり、日本に3カ月以上滞在する外国人に発行される。カードの表面には顔写真の他、在留資格や期限、就労が可能かどうかが記載されており、制度開始から10カ月余で、約110万5000枚が交付された。
入国管理局は今年5月までに、他人名義や偽造されたカードなどを持っていたとして、33件の不正を確認。偽造品は多くが外見などから見破れるもので、カード内のICチップを偽造する高度な手口は見つからなかった。不法滞在者が持っているケースが多いとみられるが、ある警察幹部は「正規の在留資格があるのに持っていた者もいた」と指摘。その多くが「永住者」の滞在資格を装ったカードを持っていたという。入管難民法では在留資格により働ける時間や職種に制限があるが、永住者には制限がない。このため同幹部は、雇い主に偽造カードを見せて資格をごまかすことで、長時間働いて高収入を得ようとしていると推測する。
入国管理局も、在留カードの偽造防止対策をホームページで公開している。ホログラムや特殊インクによって、カードを傾けると文字やデザインの色が変わると紹介。登録番号から有効なカードかどうか判別するコーナーも開設し、雇い主らに注意を呼び掛けている。
参考:在留カード
@110万5千枚発行され、たった33件の偽造摘発、素直に評価すれば偽造が難しい、少しうがった見方をすれば警察当局が真剣に職質をしていないと言う事でしょうね。