「ほぼ毎日、ドイツの五月のメモ」

2015年05月15日 | ドイツの暮らし

5月9日(土)
今日の土曜日はゆっくりと。昼間に買ったオーガニックのビールを
飲みながら、次男が勉強先から久し振りに帰って来るのを待っています。



ドイツのビールは確か16世紀頃からの純粋混じり物なしの法律で
添加物は一切なしだったと思う。それでオーガニックとなるとなんか、
日本酒で言えば、純米生酛みたいな味わいかなぁ。



そろそろ次男も帰ってくる時間だろう。のんびりとビールを啜りながら、
今日の料理のことを考え始めます。
「次男には牛肉の薄切りと牛蒡とセロリの炒め物でも作ろうか?」 

 

そんなことを考えながら、この前買ってきた鱒の燻製をツマミにしていると
普段は僕にはあまり寄りつかないうちの猫も寄ってきました。
久しぶりに、本当にのどかな週末です。


5月12日(火)
10年くらい前からドイツのあちこちでみる風景です。四月の初めに
家の近くを自転車で走った時にたまたま撮った写真です。
昔からの農地に建てられた風力発電のタワー、最初は違和感がありましたが
だいぶ目に馴染むようになりました。



夕日がとても綺麗な日でした。



上の写真も自宅のすぐ近く。ここ2、3年で出来た、新興住宅地の
遊び場です。
風力エネルギーのスペース確保も、子供達の遊び場の充実も各々、
別のことではありません。どちらもが今のドイツの人達の生活感覚と
社会のコンセンサスから生まれて来ていることは確かです。
現代ドイツの社会は戦前あるいは1970年代までに比較して、
働くことと生きることのバランスをより深く考えるようになったのだと
思います。そのような姿勢は個人のレベルでも社会のレベルでも日常の中で
感じ取ることができます。

現代の生活に彼岸、永遠、宗教が途絶えた後、ドイツは少なくとも
現世主義を取り、毎日の生活価値を重んじ、一方、日本は集団的な
経済繁栄と利便性を追求する中で、刹那主義に走ったのかもしれません。


5月13日(水)
夕方の風景。
今年の春は庭の桜が見事で、たくさんの写真を撮りました。
もう見納めの時期です。



そんな桜の写真の中に、娘が隠し撮りした写真も一枚あります。



このところおざなりになっていた日誌を書こうとしていて、見つけた
ものです。滑稽な姿ですが、娘の父親に対する視線が感じられるようで
嬉しい写真でした。
今日のようにのんびり仕事をしていると、心身共にいいこと
があるのかもしれません。


5月14日(木)



今日は父の日。水泳の日!
待ちに待った、屋外50mプール解禁の日です。
外気温は18度。水温21度!?
風は冷たいですが、青空の広がる良い天気です。
勇気を持ってざんぶり!!


5月14日(木)
今日はファターターク、父の日。白アスパラガスの季節到来。





屋外50mプールも解禁。
そして、ドイツの親戚と過ごした一日。



20年前、幼かった親戚の子供達が母親になり、父親になり、5か月
の赤ちゃんがいたり、若年寄風になっていたり。
人は人生の春と秋の間で、それぞれの悩みと幸せがある。




5月15日(金)



毎日を支えるお米の力。



解禁二日目の屋外プール。
水温21℃、外気温は18℃
泳いでいるうちに最初の冷たさが、いつか心地良さに。
今日は本当に久し振りに1500メートル達成!
今年の夏はおむすびも
持参して、2000メートルを目指そう。