大飯再稼働ストップの申し入れ

2012年06月14日 | 脱原発

諦めない!ドイツでも今日、緑の党が日本大使館に
大飯再稼働ストップの申し入れをしました。

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ドイツ連邦議会「緑の党/同盟90」議員団による
大飯再稼働中止を求める公式意見書

連邦議会院内会派代表(レナテ・キュナスト、ユルゲン・トリティーン、ベーベル・ヘーン3氏の共同声明)

提出先 日本政府(野田総理および関係4閣僚)、福井県西川知事、滋賀県嘉田知事、福井県原子力安全専門委員会

 

レナテ・キュナスト

ユルゲン・トリティーン
「緑の党/同盟90」連邦議会院内会派代表

ベーベル・ヘーン
「緑の党/同盟90」連邦議会院内会派副代表

野田佳彦内閣総理大臣殿

藤村修官房長官殿

枝野幸男経済産業大臣殿

細野豪志環境大臣殿

西川一誠福井県知事殿

嘉田由紀子滋賀県知事殿

泉佳伸福井県原子力安全専門委員殿

田島俊彦福井県原子力安全専門委員殿

飯井俊行福井県原子力安全専門委員殿

岩崎行玄福井県原子力安全専門委員殿

2012年6月8日

福井県の大飯原発3・4号炉の再稼働の決定が下されようとしていることは、ドイツに住む多くの人々に大きな不安をもたらしています。ここに私たちの思いをお伝え致します。

世界に冠たる工業国である日本国は、ここ1ヶ月以上にわたり原子力なしで電気を充足させておられます。これこそ世界にとって原子力の危険なき未来の希望であります。そのため、大飯原発の再稼働問題は国際的な注目を集めています。

原子力の危険性が人間と自然の対処しうる限度を超えたものであること、そして被害が国境で留まるものでないことを、福島原発事故が改めて証明いたしました。そこからの結論として、ドイツは幅広い社会的合意の下、原子力から完全に撤退することを決定いたしました。

私たちの経験が示すように、原子力の代わりに再生可能エネルギーとエネルギー効率性の向上によってエネルギーを充足させることは可能なだけでなく、大きな経済的利益と数十万の雇用をもたらすものであります。

従って、大飯原発3・4号炉の再稼働に対しての同意を撤回して下さるよう、私たちは強く要請致します。私たちと共に原子力時代の幕を下ろしましょう。共にエネルギー変革の機会を捉え、お互いの進歩と経験から利益を分かち合おうではありませんか。                  (以上)

 

翻訳責任:
朴勝俊(関西学院大学准教授)
高田知行(ドイツ連邦共和国公認翻訳士/アトムフリー・ヤーパン代表)