庭の白梅が7、8分咲きになった。年末にいつもよりかなり思い切り剪定した。密にならず疎にならずすっきりと咲いている。
畑のすみに穴を掘り、そこに保存させてきたサトイモの種イモ。3月3日に寒害に遭うことなく無事に冬を越せたか点検した。種イモはタケノコイモ、土垂、ヤツガシラ、丸系ヤツガシラの4種類。
毎年のことだが保存した種イモは、どの種類にも腐敗したものが出る。とくに土垂の親イモとタケノコイモは下部に腐るのが多い。とくにタケノコイモは全滅した年もあった。いっぽうヤツガシラは芽が出る上部が腐りやすい。このため種イモは植えつける予定数の倍以上を保存している。ことしも腐敗したものを差し引いても種イモは十分確保できた。これで安心である。
1、全体が腐敗しているものはもちろん捨てる。
2、いま現在、すでに小さな芽が出ている。芽が出ていないのは腐っている可能性が高いのでこれも捨てる。とくにヤツガシラがそうだ。芽が出てくるところが腐りやすい。
3、一部が腐敗している種イモの処理。土垂の親イモとタケノコイモは下部が腐りやすい。腐っている下部を包丁で切り落としさえすれば種イモとして使える。土垂の親イモは大きく、種イモとして使うには半分ぐらいに切り落としておいたほうがいい。タケノコイモもそうだ。腐っている個所を切り落とす。切り落とした面を太陽に当てて乾かし、石灰をつけておく。
◆種イモに使う土垂の親イモー腐敗した下部を切り落とし、石灰をつけている
◆タケノコイモの種イモー上は腐敗していない種イモ、下は下部が腐敗してそこを切り落とし石灰をつけている
ヤツガシラ(上)と丸系ヤツガシラ(下)の種イモー繰り返すが両方ともに芽が出るところが腐りやすい。いまげんざい芽が出ていないものは捨ててしまう。
4、種イモの状態を点検して選り分けていく。これがすんだら、これから1カ月ほど芽出しを行ったうえで植えつける。芽出しは土の中に埋め戻し、全体をビールですっぽり覆って温度を上げて出芽を促す。