30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

「巻機」と「巻機山」、どちらもうまい

2010-03-25 | 

酒の話である。
定番の酒ばかり飲んでいるぶんには酒店に買い出しに行く必要はなく、配達してもらえばいい。しかし飲んべえはうまいと聞くとその酒を飲んでみたくなる。そこで酒の雑誌に目を通したり、酒屋にたびたびと足を運ぶことになる。

ゆきつけの酒店の棚で「巻機山」を見つけた。普通酒だが、私は「純米吟醸・巻機」が気に入っているので、てっきりその銘柄の普通酒であると思った。あの「巻機」の普通酒ならめずらしいからためしに飲んでみるかとすぐに買った。値段は1升瓶で1800円である。普通酒だからこんなものだ。

結論を先に言う。「巻機」と「巻機山」は醸造元が違う。両醸造元とも南魚沼市にあるが、わたしは両者が同一銘柄だと勘違いしていた。



買った時点でそんなことは知らない。
「巻機山」のラベルを見て、「鶴齢」の醸造元がつくっているものだとわかった。これが普通酒ながらも燗にしても常温にしてもなかなかいける。まさに新潟の酒でその淡麗さで飲みやすい。定番の酒「〆張鶴」に似ている。毎日の晩酌にこれならいけるかなと思ったくらいだ。さすがに「巻機」だけのことはあるなと感心していた。能天気にそう思い込んでいた。すぐに飲み干し、またもう一本買ってきた。こんなことは珍しい。

鶴齢のHPで「巻機山」を見た。そこには「純米吟醸・巻機」がどうしても見つからなかった。なにかの事情で載せていないのかと思ったものだがこれはどう考えてもおかしい。そこでやっと勘違いに気がついた。あわてて調べたら、「巻機」と「巻機山」はまったく別物だった。

うかつだった。しかし高千代酒造の「純米吟醸・巻機」と青木酒造の「巻機山」は、それぞれのレベルでうまかった。飲んべえにとっては「うまければいい」のであるから、あらたに「巻機山」を見つけたことになる。こういう巡り合わせがあるから酒店通いはやめられない。

本物の巻機山は醸造元と同じ南魚沼市にある。巻機山の頂上直下のテントサイトは最高だ。水場も近い。天の川をいつまでも仰ぎ見ていた。そんないい思い出があるだけに、その山の名前のついた酒がうまいとなると、なおうれしいものである。


               

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