不要不急の外出自粛で、外歩きは近場だけに限られている。自粛疲れもあってか、せいせいと羽を伸ばしたくて無性にどこか遠くへ行きたくなる。無理な相談だとわかっていてもだ。
4月3日に春キャベツの第1号が取れた。春キャベツと聞くだけで気分が明るくなる。菜園に春がきた!といった感じになる。
春のキャベツは手に取ると軽くふんわりとして、まるで見た目もレタスとそっくりだ。なぜこんなにもふんわりと葉を巻くのだろう、冬キャベツは葉を隙間なく重ね合わせているのにといつもふしぎに思う。
春キャベツは昨年9月末から10月末にかけてタネをまいたもの。気温が下がる時季の1カ月のタネまきの差は生育に大きく関係してくる。ことしは暖冬のためキャベツの生育が早く、冬なのに多くが裂球した。菜園歴30数年になるが、冬季の裂球は初めて経験した。
その裂球は春キャベツに多く見られる。これから気温の上昇とともに生育はますます早くなり、のんびりしているとすべて裂球してしまう事態になりかねない。春キャベツも食べるのに追われる。
ということでいつものことながら大量消費のレシピをネットでさがす。こんかいは春キャベツをたっぷり入れたクリームシチューをはじめて作ってみた。
材料はジャガイモ、ニンジン、タマネギ、肉。この材料ならいつもは肉じゃがになるのだが。ジャガイモとニンジンは多く保存しているものを使い、タマネギはことしに入ってから次々と芽を出してすべて廃棄しいまは買っている。さいごに春キャベツをいちどに球の半分を入れた。大量消費のレシピとして合格である。それにこれが意外とうまかったのだから、これならとわたくしの大量消費レシピに仲間入りした。