30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

凶作から豊作へーサトイモの植えつけ

2011-04-29 | サトイモ

サトイモを植えつけた。種イモは、地中に埋めて保存していたものを春先に掘り出し、「芽出しを行っていた。ビニールトンネルを取り除いてみると、うまい具合に芽が出ている。これを植えつける。サトイモはなかなか芽が出そろわない。芽出しを行ってから植えつけるといい。

昨年のサトイモは凶作だった。それはひどいものだった。猛暑と少雨のために収穫が信じられないくらい少なかった。雨がなかったのが一番の原因だった。サトイモは好きだから長いこと欠かさずに栽培してきたが、なすすべがなく次々と枯れていくのを見ているほかなかった。こんな経験ははじめてであった。ショックだった。わずかな収穫は、種イモに優先的に回し、わが家族で食べたものはほんのわずかしかなった。

サトイモは水が好きだ。栽培には近くに潅水施設があればいい。あれば百人力だ。いつでも水をやることができる。雨が少ないときに水をやることができれば怖いものはない。しかしわが菜園には水がない。やるとすれば運ぶしかないのだ。

40年以上前に見た新藤兼人監督の映画「裸の島」の夫婦と同じことをやるしかない。この映画は強烈な印象だった。それだけに今も忘れずに覚えている。私にはその気力はない。この夏も昨年と同じような天気が続けばお手上げである。しかし昨年のような天候は確率的にはそうないだろうと楽観して取り組むほかないのである。ことしは大丈夫だろうな、と。


   

 

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