30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ちょっと早いかなと、8月22日に秋作ジャガイモの植えつけ

2021-08-23 | ジャガイモ



種イモはことし6月に収穫したものを使う。デジマ(上)とアンデス赤(下)

=8月22日現在

↓↓こちらは昨年11月に収穫したもの。芽がかなり伸びている。
試験的に植えつけてみた=8月22日

8月22日に秋作ジャガイモを植えつけた。予定では9月上旬にするつもりでいたが、いつものせっかちでやってしまった。ことしに限っては理由があった。

今年は種イモの出芽が例年以上に早かった。8月の中旬に確かめた時点ですでに芽が出ていた。ことしはかなり珍しい。これなら植えつけてしまおうと思ったわけである。

種イモはデジマとアンデス赤の2種類。6月に男爵やメークインとともに収穫したものを貯蔵してきた。この2種類は休眠期間が短く、休眠期間が長い男爵やメークインに比べて出芽が早く、秋作に適している。

植えつけた種イモはデジマが16個、アンデス赤も16個とした。それに昨年11月に収穫して物置に貯蔵していた同じ品種のものを試験的に植えつけてみた。芽がかなり伸びている。たぶん期待できないと思ってはいるがのだが。

春作はどこの家庭菜園でもつくるが、秋作となると周辺では知り合いの農家とわたくしのところだけ。理由は簡単、むずかしいからである。春作は初級でだれにでも簡単にできるが、秋作となると、この知り合いの農家でも満足にできないほどだから、上級以上の腕が求められる。

わたくしの経験でいえば、秋作のビギナーズラックは期待できないだろう。3,4年は苦労するはずだ。だからといってそれから毎年真っ当なジャガイモができるとはいえない。いろいろな要因が重なり、毎年同じ条件でやれるとはかぎらないというのが理由だ。いまでも苦労している。

秋作の種イモは切って植えつけると腐敗しやすい。そのため分割しない。50グラムの前後のイモを選ぶ。それでも腐敗する種イモがでてくる。ほかが出芽しているのに、芽が出ていないところがあればすぐに掘り出してみる。きっと腐敗しているはずだ。掘り出して予備のイモを植えつける。これは早めの対応が必要になる。

というのも、秋作は植えつけの適期が限られている。時期が遅れるとたいがいは十分な大きさに育たず冬を迎えてしまう。家庭菜園なら植えつける種イモの数は多くないはずだから、まめにチェックして早めに対応することができる。

秋作の作り方をいろいろ試してきた。もともと秋作の指南書は少ない。ネットや本で紹介されているものはあらかたやってみた。うまくいったもの、失敗したもの。結局は自分なりに工夫するしかない。



いまは最初にもどっている。黒マルチをはり、30センチ間隔で10センチの深さに植えつけている。収穫まで黒マルチは取りのぞかない、春作で行う土寄せもしない。

収量は春作の半分ぐらいか。それでも秋作をするのは、苦労するのが楽しいからだ。ノウタリンなりに工夫してうまくできたときは素直によろこぶ。

それにもうひとつある。半年ごとに新鮮なジャガイモが食べられること。6月収穫の春作だけなら11月に芽が出て質ががくんと落ちる。秋作をすることで、11月から12月に新鮮なジャガイモが得られることがうれしいのである。


      
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