30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

その姿を現したタケノコイモとヤツガシラ

2020-12-03 | サトイモ

10月13日に収穫したサトイモ群。なかでもタケノコイモとヤツガシラは好物である。

両者は、収穫したばかりでは茎や根が付いていて、その姿はよくわからない。すぐにその茎や根を腐らせるため土の中に埋め戻しておく。1カ月もするとその形や姿を見せてくれるようになる。

下の画像がこの秋に収穫したばかりのタケノコイモ。上の画像が現在の姿で、茎がすべて腐って落ち、ようやくタケノコのようなイモになった。



このタケノコイモ、関西以西の人はよく食べるようだが、北関東育ちのわたくしにとってはまったくなじみのないものであった。7、8年前に栽培するようになって初めてその存在を知り、食べたのも初めてだった。見た目にはそれほどうまそうには見えないのだが、いまやサトイモの中ではヤツガシラに次いで好きになっている。

毎年立派なタケノコイモを育てる。菜園の周辺でこのイモを作っているのは種イモを分けてくれた知り合いの農家以外にわが菜園だけである。

毎年長さ40センチほどのサイズのイモを作ることができる。大物である。知り合いの農家もあまりの立派さに驚くほどだ。ことしは形がそろった。20数本ある。

タケノコイモをスーパーで見かけるのは、正月のおせちにと、暮れに宮崎県産が店頭に並ぶ。だいたい30センチサイズで1本千円ぐらいする。高級食材?だ。年を越えるとその姿はすぐに店頭から消える。

ヤツガシラも、収穫後に土に埋め戻しておく。ごつごつした形がしだいにわかるようになるのには時間がかかる。上の画像がいま現在の姿。下の画像が収穫時の画像。

ヤツガシラは1個が1キロ以上ないとヤツガシラらしいごつごつとした存在感がなく、それにうまそうに見えない。育てる目標は1キロ以上のものを育てることにある。うまく育っているかを知るには、その茎の太さを見ればわかる。茎が太いほどにイモは大きくなっている。茎が細いもはイモが小さいとわかる。

来年の種イモは保存した。越冬させるのは種ショウガほどにはむずかしくないのだが、それでもたまには失敗する。

収穫したものの半分以上は知り合いに分けてしまう。すべて手配を終えた。残りを保存しながら食べていく。いまこの両者を交代に食べている。タケノコイモの皮はむきやすく、ヤツガシラは皮むきにてこずる。真っ黒い皮をむくと真っ白な肌が出てくる。このコントラストを楽しむ。


      
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