30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

夏を呼ぶトウモロコシのある風景

2011-06-20 | トウモロコシ

 

トウモロコシが梅雨空に向かって伸びている。縦に直線的にすくっと立った姿は、その周辺だけでもうっとうしさを払いのけてくれるようでいい眺めだ。

トウモロコシはいま交配の真っ盛り。雄穂の花粉が雌穂のひげ状の絹糸に降りかかり、受粉がおこなわれている。トウモロコシに、もじゃもじゃと細いひげ状のものがなぜあるのか、それがどんな役割をしているのか、菜園をやるまでは知らないというよりも無関心だった。絹糸の一本一本から実ができるのだと知ったとき、自然の営みの精妙さと不思議さに感動したものだ。

トウモロコシ栽培で気になることが2つある。
ひとつは株元から出るわき芽(分げつ)は取り除いたほうがいいのか、そのままにしておいたほうがいいのか。以前は取り除いていたが、取り除かなくても生育に影響がないというのでいまは放任している。
もうひとつは1株に雌穂が複数つくが、1番上の雌穂を残して2番目以降の雌穂を取り除いたほうがいいのか。これも取り除く必要がないというのでそのまま「無除房」の状態にしている。
どちらも、私のような横着者には手間がはぶけて楽である。

しだいに雌穂が充実してくると、鳥と獣がこれを狙う。鳥はカラス、獣はタヌキにハクビシン。これからは侵入できないように対策を考えなければいけない。手を抜くと食い荒らされてしまうからだ。面倒だなと思いながら寒冷紗などで全体をすっぽりと覆ってやらないといけない。


 

          

 


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