30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

初めてのセルトレイ

2006-03-20 | その他
〔3月18日の畑仕事〕
 1、セルトレイで育苗したコマツナを定植
 2、ホウレンソウを収穫
 3、ブロッコリーの側花蕾を収穫



ハクモクレンが咲いた。先週見たときはまだ蕾が固かったのに。この一週間は暖かい日が続き、桜の蕾も急速に膨らみいつ咲いてもおかしくないほど漲っている。梅はいまが満開だが残念なことに16日からの春の嵐で花を落とした。

軟弱野菜の発芽と育苗に「セルトレイ」を初めて使用する。2月下旬に培養土とともに128穴(8×16)と200穴(10×20)を購入した。さっそくにコマツナで試してみた。コマツナはいつも直まきだが、”実験”ということで200穴のセルの中に1粒1粒、
60セル(60株)ぐらいにまく。もちろんこの寒さだから屋内に置いた。1週間で芽が出て、2週間で根が回り定植できるようになった。

畑にこれを持って行き、下から割り箸で押し出す。根が回っていて土が崩れずそのまま定植できる。最初にしては上出来だ。これなら行けるかな、という印象だ。

菜園では種をまいてから発芽までが一番注意しなければならい。
水や温度管理など週末だけの対応では思い通りにいかないことが多い。これが悩みの種だ。だから直まきで発芽がむずかしいものは、プランターやビニールポットで育苗してきた。これが思った以上に手間がかかる。家庭菜園だからこそそれだけの手間を掛けることができるし、その苦労が楽しみでもあるのだが、もう少しうまい方法、というよりも省力化ができないものかと思っていた。

そこで「セルトレイ」である。これまでも専業農家で「セルトレイ」使っているのをよく目にしている。たとえば「エダマメ」だ。各セルにびっしりときれいに芽出しができている。さすがプロだなと感心していた。それを自分がやるとは思っても見なかった。

夏野菜ではビニールポットで育苗してきたものとして①エダマメ②インゲン③ニガウリ④キュウリ⑤オクラ⑥トウモロコシなどがある。ビニールポットに種をまいてトロ箱に入れてビニールをかぶせて庭先に置くのだが、温度調節がむずかしく気温が高い日などほおっておくと全滅してしまう。がっかりすることこのうえない。

秋・冬野菜では⑦ブロッコリーと⑧ハクサイがある。この二つはまずはプランターに種をまいてから1本1本丁寧にビニールポットに移植する。どうしても徒長してしまう。これに毎年振り回され、何かと”苦労”させられる。

今年はビニールポットから「セルトレイ」に切り替えてみる。まずは①から④までをやってみたい。

写真はコマツナの育苗。天気がいいので外においていたら、強風でセルトレイがひっくり返ってしまった。ところどころ苗が抜けてしまっているのはそのためだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする