K.テツのひとりごと

行動記録、趣味の話などを書いてゆきます

「ミレニアム」3部作

2012年04月09日 | 雑誌・本

 ハリウッド映画「ドラゴン・タトゥーの女」がとても面白かったので、原作である『ミレニアム』(Millennium)「ドラゴン・タトゥーの女」、その続編である「火と戯れる女」、「眠れる女と狂卓の騎士」の三部作を読んでみました。全世界で6000万部以上を売り上げたシリーズです。

 文庫本も各部が上下に分冊され、合計6冊になっています。

 

 第1部「ドラゴン・タトゥーの女」は孤島を舞台にした密室推理&サスペンス小説。映画を見て大まかなストーリーがわかっていたので、時間が空いたときに読み進み、読了するのに40日かかりました。

 その続編である「火と戯れる女」は警察&復讐小説、第3部「眠れる女と狂卓の騎士」はスパイ&法廷サスペンス小説で、物語としては連続したものです。読み始めると途中で他のことをするのが惜しいほど面白く、読了した日は午前2時まで読み続けるなど、一気呵成に読んでしまいました。

 私はすっかりヒロインのリスベットの魅力に参ってしまいましたが、リスベット以外でもこのシリーズに出てくる女性たちは同僚の男性たちよりしっかりしています。どこかの国もそうなっていますね。

 作者スティーグ・ラーソンはこの小説が出版される前に急逝してしまったのです。彼のパソコンの中には第4部の未完の原稿が残っていたそうです。第4部はどのようなストーリーだったのでしょうか、読めないのがとても残念です。

 1,2,3部ともスウェーデンでは映画化され、日本でも上映されました。私はハリウッド版の映画を見ましたが、続編の制作、上映を心待ちにしています。

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