昨日の続きです。
朝から強風が吹いていました。船が出るかどうかもわからないし、仮に出たとしても船酔いになる可能性も有るため、犬島や豊島には行かずに、昨日観ることが出来なかった李禹煥(LEE UFAN)美術館に行くことにしました。李禹煥氏は日本を拠点に世界的に活動している美術家。美術館のパンフレットには「作ることを最小限にすることで無限を感じさせる李禹煥氏の作品。コンクリートの壁を建て内と外を隔てながら自然へと拡張した安藤忠雄の建築。当館は作品、建築、周囲の自然を通して、ゆっくりと静かにものごとを考えることをテーマにしています」とあります。
美術館パンフレットより
美術館の入り口です
手前にあるのが「関係項―対話」、奥が柱の広場「関係項―点、線、面」
柱の広場に立つ長大な柱
美術館入り口の手前にある「関係項―しるし」
チケットオフィスからは写真撮影禁止です。照応の広場、出会いの間、沈黙の間、影の間、瞑想の間。訪れる人が少なかったのでゆっくりと作品と向き合えました。
李禹煥美術館からミュージアム棟に戻る途中に、蔡國強作「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」がありました。
この作品は中国の風水にもとづいて制作されているのだそうだ。この場所には直島で最も強い気が流れこんでいるが、中国の太湖石を配置することで気の流れを変え、気の流れが集中する「ツボ」の位置にジャグジーバスを配置したのです。
蔡國強作「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」
ミュージアムに戻り、再度作品を鑑賞。コーヒーを飲みながら弟夫婦とおしゃべりし、13時30分のバスで帰路につきました。瀬戸内海にある過疎の島直島。とても充実した2日間でした。