末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

(財)水道管路技術センターについて

2018-09-09 19:08:05 | ブログ
先に水道技術研究センターのOB会について書きましたので

今回は小生が最初に出向した(財)水道管路技術センターについてご説明させて頂きます。

水道用石綿セメント管診断マニュアル

水道システムは、川の水等を浄水装置で飲料水にまで清浄化し、水道管を通して需要者の所に届けるシステムです。

その水道管としての石綿セメント管は施工性がよく、また安価であったことなどから、

昭和30年代から40年代を中心に多く使用されました。

しかし石綿セメント管は、強度が弱く、破損率が他の管種より高いこともあって、

漏水防止や水道管路耐震化の観点からも取り替えが必要と考えられるようになりました。

そこで石綿菅を診断する手法を開発することで、事故の未然防止と計画的な更新が行える様にするため

「水道用石綿セメント管診断マニュアル」の作成が水道管路技術センタ-の最初の仕事として取り上げられました。

出来上がったマニュアルを用いて各水道事業体が、診断と更新を行った結果石綿セメント管延長は着実に減少し

H26年度でもH19年度の半分以下になっています。

管路センターに出向された一期生の皆さんは、石綿セメント菅についての知識を持たれた方達でしたから

マニュアル作成に参加されましたが、小生は知識が全く無いため参加できませんでした。

技術委員会

センターでは、今後行うべき研究課題の検討を行う「技術委員会」があり、

小生はその事務を担当し、検討結果を「水道管路調査研究・技術開発長期計画」という本にまとめました。

そのため審議の過程で水道管路について色々と勉強することが出来ました。

更に良かったことは、技術委員会のメンバーには、後に大都市の水道局長になられた方がお二人もおられたように、

優秀な水道人や企業人が参加されており、その方達と親しくなれたことは、

その後の仕事を進める上に非常に役立った事でした。

                             終わり