末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

北陸散策 越前竹人形の里 その1

2018-11-30 10:19:18 | 友人
福井県坂井市にある越前竹人形の里に寄った所、素敵な竹人形が沢山並んでいたため、

80枚ほど写真を撮ってきましたので、順次ご紹介させて頂きます。

先ず初めは越前竹人形について。

1 越前竹人形の里

訪れた越前竹人形の里は、美しい竹林に囲まれた所にあります。


越前竹人形の里入り口

越前竹人形の里では、真竹、孟宗竹等を用いて竹の持つ直線と曲線の美しさをそのまま取り入れ、

郷土に伝わる風俗をはじめ、能、狂言、歌舞伎等を題材に作られた竹人形や竹工芸品が多数展示されています。

また職人さんが竹人形を創作している工房も見ることができます。

カマキリの竹人形を手に持った職人さん

2 越前竹人形のはじまり

豪雪地帯の厳しい寒さに耐えうる良質の真竹や孟宗竹が育つ越前では、古来より竹細工が作られてきました。

はじめは竹籠や花器が作られていましたが、昭和20年代に、竹籠・花器を作った際の廃材がもったいないので、

なにか再利用できないかという遊び心で竹人形が作り始められました。

昭和30年富山博覧会出展をきっかけに、それからは竹籠作りを止め、人形を中心に製作が行われる様になりました。

越前竹人形は、越前地方で竹を使って作った人形で福井県の郷土工芸品です。

そして福井県出身作家・水上勉氏の「越前竹人形」によりその名が全国に知れ渡りました。

3 越前竹人形の特徴

1)つややかな髪
 
つややかな竹髪

越前竹人形の特徴の1つに竹髪があります。真竹(マダケ)を使用し、竹筒を0.2mm以下まで割き続けて髪のような細さにします。

1体に約5,000~7,000本ほど植え付けます。髪は女の命といいます。美しくて個性ある人形を製作します。 

髪竹

長い髪の婦人

2)竹を隙間なく重ねる胴詰め法
 
胴詰め
                                
清楚な印象を左右する重要部分は衿元です。この衿元は竹筒を2、3本とかさね合わせていきます。

まるでパズルのようですが、衿の出し方で華やかも幼さも色香もさまざまな組み合わせで完成していきます。

胴詰めが素敵な竹人形

4 竹の種類について
                                
越前竹人形は「真竹、孟宗竹、大名竹、煤竹及び女竹、虎竹、雲紋竹、胡麻竹」を使用していますが、主に真竹が使われています。

真竹の見分け方は、節の線が二重で孟宗竹は一重です。 

大名竹は、小さい葉っぱがたくさんつくと「大名のまげ」に似ていることから大名竹と言われており、主に竹人形の髪の毛に使われています。

色々の竹1

色々の竹2

色々の竹3

色々の竹4


その1 終わり













ブログ再開 湖柳会

2018-11-21 18:19:02 | 友人
近況 
2週間近くブログをお休みしてしまいましたが、お陰様で元気に過ごしています。

9日には、小生が一番長く課長として一緒に仕事をしていた仲間の会「プ開会」が開かれ

浅草の大きな近代的ホテル「浅草ビューホテル」でのバイキングとその後は喫茶店でゆっくりと会話を楽しみました。

10日は近隣の数町会によるグランドゴルフ大会に参加。

15日は、千葉県人であるのに未だ一度も行ってなかった成田山天勝寺と成田山公園に行ってきました。

そして昨19日には東京一ツ橋で開かれた湖柳会に出席しました。今回は湖柳会について書かせて頂きます。

湖柳会

湖柳会について
      
湖柳会は以前にもご紹介したように、長野県諏訪市の湖畔の小さな町湖柳町に住んでいて

当時の旧制諏訪中学(現在の清陵高校)に通っていた同年の仲間の会で、昔は男性だけの会でしたが、

今は夫婦で出席する会になっています。

湖柳会メンバーは当初11人でしたが、残念ながら5人亡くなってしまいました。

統計的には我々の年齢での男子生存率は40%ですから、6人生き残っているのは長寿仲間と言えそうです。、

ご参考まで女子生存率は60%ですから、大分差がありますね!

なお男性のこの年齢の余寿命は6歳強ですから、未だ暫く湖柳会を楽しめそうです。

湖柳会は、如水会館で行う年1度の総会と、波多野家でほぼ毎月行ってる麻雀会とがあります。。

麻雀会は1時頃集まって、先ずお茶会、そして5時過ぎまで麻雀会、その後9時まで夕食会でした。

寒くなると夜遅く帰るのが大変で、寒い間は出れないかと思っていましたが

今後食事は昼食会として11時からの会に変更すると幹事さんが言われたので引き続き出席して楽しめそうです。

今回の会について

今回の湖柳会は、諏訪市に住むのは一家族だけになっているA君が出席する年一度開かれる総会でした。

会場は総会に何時も使われている東京一ツ橋にある一ツ橋大学の同窓会館である如水会館。

如水会館は東京會舘が運営する一橋大学の同窓クラブ「如水会」の同窓会館として、

1919年に建設された歴史と伝統ある会館です。

如水会館正面

今回の出席者は諏訪から出てこられたA君、何時も麻雀会でお世話になっている波多野夫人、

昨年ご主人が亡くなってからは初めて出席されたY婦人、それに3組の夫婦と9人でした。

心配なのは欠席されたW君ご夫妻で、W君は以前転ばれて頭の内出血が起きて手術。

その後回復されて会にも出席されていたのですが、またこの頃転ばれたとのこと。

その結果アルツハイマー的症状を示すようになってしまった様です。

以前にご紹介しましたが、W君は3年くらい前に母校の京都大学の大学院に入り

勉強されたという大変な勉強家でした。何とか元の状態に戻てくれるようにと祈るばかりです、

今回は何時もより少し豪華な美味しい食事を食べたり、その後は別室で3時過ぎまで色々とお話をして楽しみました。

なおA君がこの会に出席するのは今回限りとしたいという事で、今後総会は行わない事になりました。

                                   終わり

北陸散策 東尋坊その3 夫婦岩・大池・ライオン岩・ロウソク岩

2018-11-07 16:50:23 | 友人
東尋坊船乗り場付近の景色


観光船航路

今日は夫婦岩以降についてご紹介させて頂きます。

夫婦岩

夫婦岩

隣り合って並ぶ2つの大きな岩にはそれぞれ女松と男松が生えていて、

これを夫婦に見立てて、夫婦岩と呼んでいる様です。

大池

大池

大池は、柱状摂理が25mの高さと一番の高さを誇る岩壁が連なる入り瀬で

垂直断崖にはさまれた入り瀬は東尋坊最大の絶景と言われています。

大池柱状節理1

大池柱状節理2

岩の上から断崖を眺める観光客も小さく見えます。

大池と断崖を眺める観光客

ライオン岩


ライオン岩

あたかも座っているライオンが、東尋坊を見守ってるように見えるライオン岩です。

ロウソク岩


ローソク岩

青い海の中にローソクのようにそびえ立っているローソク岩は

夕陽が沈む頃この岩の上に夕陽が重なると、ローソクが灯ったように見えるそうです。

鵜の大群

鵜の大群

岸を見ると鵜の大群がいました。

                                  終わり









北陸散策 東尋坊その2 雄島

2018-11-02 19:51:21 | 友人
遊覧船と出発場所

遊覧船と出発場所

船の出発場所は上の写真に見られるように、岸壁の長い石段を下りた遥か下にあり

そこに行くまででも大変でした。

遊覧航路

雄島

神の島雄島

先ず訪れた雄島は、東尋坊から海沿いを北に行ったところにある周囲2㎞、面積0.102㎢、

島全体が流紋岩でできている小さな無人島です。

雄島に架かる長い橋

島へは安島漁港から雄島橋が架かっており、美しい224mの朱塗りの長い橋が特徴で

真っ青な日本海と、雄島の生い茂る緑、そしてこの橋の鮮やかな朱色が美しいコントラストをなしています。

今回は船から島を眺めました。

島の表側は蜂の巣岩と言われる柱状節理が、裏側には板状節理を見ることができます。

柱状節理の蜂の巣岩

柱状節理のアップ
裏側の板状節理と灯台

スダジイ、タブノキ、シロダモのように温暖な気候を好む植物が生えている様です。

島の西側斜面上には雄島灯台が建てられています。

また福井有数のパワースポットと言われており、大湊神社があり、

島全体が「神の島」として地元の人から信仰され大切にされてきた島です。

大湊神社(借り物写真)


雄島橋を渡って鳥居をくぐり目の前に現れる階段登ると、道が二手に分かれており

「←左回り」と書かれた看板があるそうです。

逆方向にまわってしまうと死ぬとすら言われている命に関わる観光スポットの様です。

                                   終わり