末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

日立柏サッカー場と公式戦見物

2013-03-31 19:52:58 | 生活
昨日は柏レイソルと大分トリニータの公式戦を見に

家内と日立柏サッカー場に行きました。

寒い曇天の日でしたが、幸い3対1で快勝してくれましたので

気分良く帰宅出来ました。

日立総合ランドの中の写真を時々掲載していますので

今日は先ず日立総合ランドと日立柏サッカー場をご紹介します。


日立総合グランド

下記は日立総合グランドの概略図です

日立総合グランドの概略図

図の上の左側の四角な緑が、小生がよく掲載する広いグランドで

その周囲三方が桜の並木になっている所です。

右側はサブグランドで、ここでよく柏レイソルの選手や

サッカークラブの子供達の練習が行われています。

広いグランドとサブグランドの間の桜並木
 

日立柏サッカー場

日立柏サッカー場 は日立柏総合グラウンド内にあるサッカー専用の競技場で

Jリーグの柏レイソルのホームスタジアムです。


日立総合グランド入口

サッカー場に入るには、先ず日立柏総合グラウンドに入らねばなりません。

通常は正門入口から入るのですが、試合の行われる時には

ホーム、ビジターのそれぞれが入る特設の入り口がつくられます。

ホームの入り口は表側の北門入り口と、公園門入り口があります。

実は小生の家からは公園門には3分程で行けるため、ここを利用します。

小生が最初の家を建てた40余年前には、周囲に囲いも無く

グランドの中にも自由に入れる状態でした。


公園門前の広場と日立台公園

公園門前の広場は、以前日立製作所の社宅があった所ですが

3年程前に壊されてサッカー観戦者の自転車やバイク置き場に使われています。

写真右が自転車置き場の広場で奥の森が日立台公園

サッカー場入口

公園門から体育館の横を通っていくと、ホームの入場券をチェックする場所があり

そこには立見席入口、其の上はホーム応援団が入る立見席となっています。

立見席入口と応援団席裏側

応援団入口に相応しく、「柏熱帯地」の標識がみられます。

またここには色々の売店も並んでいます。

立見席入口

売店

小生達の席はバックスタンドのビジター立見席に近い場所でした。

サッカ―場内部

このサッカー場は、

観客席とプレイするグランドが本当に近くにあることで

目の前でプレイするのが見られる事です。

小生達の席の前に立った柏レイソルのマスコットレイ君
このように殆どグランドと観客席は近いレベルにあります。
また左がホーム応援席、中央がホーム席、其の左がメインスタンドです。

なおレイ君は太陽王の少年時代をイメージしたものです。

右は大分トリニータの応援席。遠くからでも結構来ており
賑やかに応援してました。
左はビジター席ですが、ここはやはり人は少なかったです。

柏レイソル応援席

レイソル応援席

ホームだけありレイソルカラーの黄色に埋まり、大変賑やかな応援振りでした。

我が家に居ても応援の声はよく聞こえます

試合開始前にはこんな様子も

試合中は飛び上がったりの大変な応援振り

試合の状況

前半は目の前でレイソルのゴールが見られましたが

折角のゴールの瞬間は撮れませんでした。

コーナーキック

シュートしても捕られそう

競り合い





ロダン展 第3章 人体の動勢表現

2013-03-18 19:24:17 | 東京散歩
ロダン展の報告が1,2章で途切れてしまいましたが

3,4章には面白い作品がありましたので続ける事にします。

今日は「第3章 人体の動勢表現」をご紹介します。

第4章でご紹介予定の「地獄の門」には数多くの人物像が組み込まれています。

ロダンは地獄の門を製作するにあたり、門に組み込まれたもの

組み込まれることなく習作に終わったもの等数多くの人体像を造りました。

地獄の門に組み込まれた人体像は全て裸体で、「私は美しい」「うずくまる女」

「フギット・アモール」などは、単体像として地獄の門から独立して

製作されたものもあり、今回展示されていました。

第3章の表題「人体の動勢表現」とあるように、

この章に展示されている彫刻は、激しい動きのあるものが多く

また通常の人間の動作としては考えつかないようなポーズや

複数の像の組み合わせに、ロダンの鋭敏な造形感覚を見る事が出来ます。

一方ブールデルはロダンのもとで職人として働きながら

最もよくロダンの仕事を見ていた一人として、「絶望の手」に見られる

力強く生々しい表現は、師の影響を直接的に受けたものでした。

そこから均衡のとれた独自の様式へと作風を変化させ

「横たわるセレナ」や「ヴェールの踊り」といった作品が生まれました。

以下各彫刻の解説は、西洋美術館の解説を参考に記載しました。


オーギュスト・ロダン作品

ロダン 「私は美しい」 ブロンズ 1885年頃

ロダン:私は美しい 
両脚を大きく開いた筋骨たくましい男が
のけぞるような姿勢で女を抱き上げています。
二つの人物像からなるこの作品は、地獄の門の右柱最上部に見られる群像ですが
「墜ちる男」、「うずくまる女」と題された単独像としても制作されています。
そしてその二つの像を改変し、組み合わせたものがこの像です。
ロダンは、単独像を新たな視点から見直し
本来無関係であった像を組み合わせて
全く新しい群像を作りだす手法を積極的に用いました。
ロダンのこの群像は最初「誘拐」と呼ばれ、また「肉慾の愛」とも呼ばれました。
現在の題名は、1887年以前のある段階で台座に刻み込まれたボードレールの
『悪の華』の「私は美しい……」で始まる詩句によっています。

ロダン 「うずくまる女」 ブロンズ 1882年頃
 

ロダン うずくまる女
「地獄の門」の「考える人」の左手背後で
仰向けに倒れそうな姿勢で表わされている作品とほぼ同一です。
このブロンズの単独像は、あらゆる肉体の部分が強調され
極めて不自然なポーズですが、彼女はまどろんでいます。

ロダン「フギット・アモール」ブロンズ 1887年以前

ロダン:フギット・アモール
「フギット・アモール」とは、逃げ去る愛、消えゆく愛を意味するラテン語です。
うつ伏せで、頭部と両足を上にのけぞらせ、
放心したように両手で頭を抱え込んだ若い女性。
その上に仰向けになった男性は、両腕を女性の胸にまわして
女性にしがみついていますが、今にもずれ落ちそうで不安定です。
渇望しつつ決して手中にすることのできない絶対的な愛を象徴している様です。

ロダン 「石を負うカリアティード」 ブロンズ 1920年

石を負うカリアティード
地獄の門の左柱上部の壁龕に、石を肩に担ってうずくまる若い女の像があります。
本作品では、女性は右脚を両腕で抱え、頭を右肩に預けながら
左肩で石を支えています。
古代ギリシャの、重い石の梁を軽やかに支えて直立するカリアティード
(古代建築によく見られる、梁を支える女人像柱)とは対照的に
肩にかかる重荷に打ちひしがれ
その過酷な苦難に半醒半睡のうちに耐えようとしています。
彼女は、全人類にのしかかる重荷を一身に担う象徴的な存在なのです。

ロダン「接吻」 ブロンズ 1882ー87年頃

ロダン 接吻
地獄の門の右付柱にある接吻をする男女で
ダンテの神曲にある「パオロとフランチェスカ」の悲劇から発想したもので
その男女は官能の業火にさいなまれるものでしたが
この作品の男女は、むしろ清純で熱烈な愛の勝利を謳っています。
「恋愛こそ生命の花である」と言っているロダンは
アトリエで若い男女にこの通りのポーズをさせて
真実の姿を追求したそうです。

ロダン 「美しかりしオーミエール」 ブロンズ 1885-87年

ロダン 美しかりしオーミエール
この老婆の姿は、《地獄の門》の左付け柱に
幼児と母親などとともに、誕生から青春を経て衰退に至る
人間の生命のはかなさを象徴するものとして浮彫で表わされています。
モデルとなった老婆はカイラという名のイタリア人で
ロダンはカイラにポーズをとらせ
時間をかけて丹念に観察しながらこの作品を制作しました。
老醜をさらす肉体を過酷なまでに迫真的なモデリングで捉えた彫刻は
ロダンの数多くの作品の中でも最も自然主義的なものの一つです。
オーミエールというのは、「兜屋小町(ラ・ベル・オーミエール)」と
呼ばれた絶世の美女が、年老いてから
「青春の月日が去ったのを惜しんで」詠ったバラードに由来するそうです。

ロダン 「オルフェウスとマイナスたち」 ブロンズ 1889年以前


ロダン オルフェウスとマイナスたち
マイナスたちとは、ギリシャ神話のディオニュソス
(ワインの神バッコス)につき従う狂熱的な女たちです。
オルフェウスは、ギリシャ神話で最もすぐれた詩人・音楽家で
ディオニュソスの祭の狂乱の中で女たちの手によって八つ裂きにされてしまいました。この作品ではマイナスの膝の傍らにオルフェウスの首が置かれています。   
この群像は《地獄の門》の左寄りにも見られます。
ほっそりとしていながら、なまなましく官能的な曲線を描く肉体をもつ
膝をつくマイナスは、独立した彫像として《膝をつくフォーネス》として
また膝をつく女の上の女2体は「飛翔する姿」と云う作品になりました。

ロダン 「抱き合う子供達」 大理石 1980年代

ロダン 抱き合う子供達
最後に今迄の像とは全く異なった像を掲載します。
この作品では、二人の幼児が、螺旋状にからみ合う構成をとり
光の変化にしたがって、明暗の微妙で複雑な効果を示しており
この柔らかなニュアンスが、子供の愛らしさを表現しています。
それは世紀末的ペシミズムに深く浸っていたロダンの別の側面
生に対する肯定的な側面を窺わせるものです。

エミール・アントワーヌ・ブールデルの作品

ブールデル 「絶望の手」 ブロンズ 1893-1902年頃

ブールデル 絶望の手
絶望感が漂った空を掻きむしるような苦しそうな手は生々しい表現で
ロダンの影響を直接的に受けている作品です。

ブールデル 「横たわるセレネ」 ブロンズ 1917年

ブールデル 横たわるセレネ
解説が無いのでよく分かりませんが、ギリシャ神話のセレネは
太陽神ヘリオスの妹である月の女神で、ひどく内気で孤独な性格の持ち主でした。
彼女は毎夜、兄ヘリオスが西のオケアノスの国に没して火炎車を納めると
かわって東の空に銀の船を浮かべ、こぎはじめる様です。
そんな姿と関係あるのかも知れません。
この像は絶望の手の様な生生しさは全くなく
ブールデル独自の様式に変化した事が伺えます。

ブールデル 「ヴェールの踊り」 ブロンズ 1910年

ブールデル ヴェールの踊り
これも解説がありませんが調べて見ると、この作品のモデルは
20世紀を代表するモダンダンスの祖と云われる
アメリカのダンサーのイサドラ・ダンカンです。
リヒャルト・シュトラウスのオペラ「サロメ」の第4場の中の
「7つのヴェールの踊り」の場面で
肩にかけたヴェールを両手で広げて踊る彼女のダンスを
ブールデルが見て感銘を受け彫刻を制作したとの事です。
これもブルーデル独自の様式であることが良くわかります。


ご連絡

さて20日より5日程暫く振りで長野の家に出掛けますので

その間お休みさせて頂きますのでよろしくお願いします。




映画館での久し振りの映画「東京家族」を見る

2013-03-01 21:00:32 | 珍しい事
昨日は何年振りかで映画館で映画『東京家族』を見ました。


場所は有楽町駅の近くにある丸の内ピカデリー。

座席指定で入替え制のため、13時開演までは座席のある部屋の周囲で

待ったのですが、そこにおられる人達は、小生の様な年配の人ばかり。

ウイークデイの昼という事もあるのでしょうが

以前映画館に入った様子とは大違いでビックリしました。

大型スクリーンで音響効果も良く、座席もゆったりで気分よく見ましたが

この頃涙腺の緩んでいる小生、度々涙を拭う映画で大いに満足しました。

この映画については『東京家族』公式サイト http://www.tokyo-kazoku.jp/ で

予告編が見られたり、物語の詳細等もご覧いただけますが、概略を下記します。


東京家族について

『東京家族』は、監督50周年を迎えた山田洋次監督81本目となる最新作で

日本映画史上重要な作品の一つ小津安二郎監督の名作『『東京物語』をモチーフに

設定を現代に置き換えて今の家族の絆を描いた渾身作で

小津安二郎に捧げられた作品です。


あらす

瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉と妻のとみこは

子供たちに会うために東京へやってきました。

郊外で開業医を営む長男の幸一の家に、美容院を経営する長女の滋子

舞台美術の仕事をしている次男の昌次も集まり

家族は久しぶりに顔を合わせます。

最初は互いを思いやるのですが、のんびりした生活を送ってきた両親と

都会で生きる子供たちとでは生活のリズムが違いすぎて

少しずつ溝ができていきます。

そんななか周吉は同郷の友人を訪ね、断っていた酒を飲み過ぎて

周囲に迷惑をかけてしまいます。

一方、とみこは将来が心配な昌次のアパートを訪ね

結婚を約束した紀子を紹介される。

翌朝、とみこは上機嫌で幸一の家に戻って来るが、突然倒れてしまいます──。

 

つれない子供たちの態度に、仕方ないと思いながらも、淋しさを抱く父と母。

親を気にかけながらも仕事に追われる長男と長女

いくつになっても口うるさい父親につい反抗してしまう次男。

大切なのに煩わしい。誰よりも近いはずなのに、時々遠くに感じてしまう。

近くて遠い両者の関係を通じて、夫婦や親子の絆、老いや死について

問いかける作品で、どの年代のどんな人が見ても

共感してしまうような家族の物語です。


出演者

前列左より昌次(妻夫木聡)、とみこ(吉行和子)、周吉(橋爪功)、紀子(蒼井優)
後列左より庫造(林家正蔵)、滋子(中嶋朋子)文子(夏川結衣)、幸一(西村雅彦)

口数が少なく頑固だが一本筋の通った父、周吉を演じるのは

味わい深い演技で幅広い役柄に扮してきた橋爪功。

おっとりしていて茶目っけのある母とみこには

品の良さと親しみやすさをあわせ持つ吉行和子。

長男の幸一には西村雅彦、妻の文子に夏川結衣、長女の滋子に中嶋朋子

その夫の庫造に林家正蔵が扮しています。

次男の昌次には若手俳優の妻夫木聡。その恋人の紀子に蒼井優。

さらに、小林稔侍、風吹ジュンら実力派キャストが顔を揃えています。