末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

明日から手術のため入院しますので、ブログ暫くお休みさせて頂きます。

2016-07-24 09:02:54 | 我が家

我が家の花壇

花壇

元気の時には毎朝30分近く手入れをしていた花壇ですが

一時退院中の現在は全く手入れをしていませんが、それでも花は賑やかで癒されます。

再入院   

28日の心臓手術のため、明日25日から入院しますので、

中途半端のブログもありますが、入院前のブログ書きは今日までとさせて頂きますのでよろしくお願いします。

なお入院室では無線LANでインターネットに接続できますが

PCを入院室に持ち込むのは多分8月半ば頃からと思っていますので、若しその頃になっても再開しない様なら、

余り芳しくない状態にあると思って下さい。

手術に当たりお世話になる心臓血管外科のお医者さんに提出する同意書には、

死亡率 2-3%、後遺症発生率15-20%、脳障害1%っという数値が並んでいます。

でもこの心臓血管外科の平成26年手術実績を見ると、小生の様な弁膜症手術が108件行われ、

成功率は99%と高いので大船に乗った気分で手術を迎えています。

男子の平均寿命80.5歳を遥かに越した84歳の小生。84歳の男子死亡率は74%と相当の高さであるにも拘わらず、

ブログにも時々登場する湖柳会(終戦まで育った諏訪市湖柳町の小さい頃からの友人で旧制諏訪中学に通った同年生)

メンバー11人中亡くなったのは3人で、死亡率は僅か30%弱、また大学の同級生31名中亡くなったのは10名で

これも死亡率33%強と低く、小生の仲間は平均より長生きして元気の様で嬉しい事です。

前に書いたと思いますが、菩提寺より戒名も頂き位牌も完成していますし、遺影も写真屋さんで作って頂き用意済と

その方の準備も万全で何時お迎えが来ても良いという状態にはなってはいますが、

64歳男子の平均余命が未だ6歳以上あるとの事ですので、もう少し元気で皆さまとブログを楽しませて頂きたいというのが本音です。



飾り棚4段目の4 ウェッジウッドの陶磁器製品他

2016-07-22 17:04:40 | 我が家
ウェッジウッドのジャスパーウェア

お好きの方も多いと思いますが、小生も大好きなウェッジウッドのジャスパーウェアが

4段目に少しありますので、それをご紹介させて頂きます。

ウェッジウッドについて

ウェッジウッド(Wedgwood & Corporation Limited)は「英国陶工の父」ジョサイア・ウェッジウッドによって

1759年に設立されたイギリスの陶磁器メーカーで、

世界最大級の陶磁器メーカーの一つであり、主に高級食器を製造・販売しています。

常に新しいものに挑戦して時代をリードする革新的な精神を持っていたジョサイアは、陶磁器を芸術の域にまで高めました。

その製品には「クイーンズウエアー」「ファインボーンチャイナ」「ブラックバサルト」「ジャスパーウェア」等があり、

きめ細かく輝く素地に鮮やかに映える絵柄や、洗練された形は実に多種多様です。

以下小生が少し保有している主力商品の一つであるジャスパーウェアについて説明します。

ジャスパーウェアとは

ジョサイアによる数千回の実験と研究の末、1775年に誕生したストーンウェアであり

カメオガラス(瑪瑙、大理石、貝殻などに浮き彫りを施すローマ時代に流行したカメオ細工を応用した技法により作成されたグラス)など

古代ギリシャ、古代ローマ美術の形状や装飾をモティーフとし、その古典主義的なスタイルは一世を風靡し

以後長い間にわたりウェッジウッド社の主力商品として発展し、現代でも盛んに生産されています。

多くは表面に別色のレリーフ(浮き彫り)装飾が施され、堅牢で実用性と装飾性が両立しており

広範に亘る用途の器物が製作されています。

なおストーンウェア(炻器)とは、素地が固く焼き締まった焼き物で、非透光性である点で磁器と区別し、

気孔性のない点で陶器と区別されます。

綺麗なレリーフ装飾が施されジャスパーウェアのペールブルーのプレート

上記の裏面で、製作者名、購入日が記載されています

ジャスパーウェアの種類

大きく次の二つに分けられます

1 ソリッドカラー:胎土(土器や陶磁器を製作する際にあたって原材料として使用された土)に色素を含ませたもので、

  現在主流を占めています。

2 ディップドカラー:胎土に色素を含ませず、外面を青や緑などの色で覆ったもので、2色のものもあります。

ジャスパーウェアの色

10数色ありますが、その中でも生産量の多い色には次のものがあります。

ペールブルー

上掲のプレートに見られる明るい青のジャスパーを代表する色で「ウェッジウッド・ブルー」とも言われています。

色別に見ると生産量がもっとも多い色です。

ペールブルーの入れ物

蓋の模様

ロイヤルブルー

濃い青で現代ではディップドカラーのみわずかに作られています。

ロイヤルブルーの入れ物

セージグリーン

明るい灰緑色で、ペールブルーに次いで生産量が多いものです。ディップドカラー、ソリッドカラー共に作られています。

セージグリーンの茶器

反対側にも同じレリーフがあります。

ドイツチューリンゲン製ハンドメード陶器

ドイツ陶磁器と言えば、マイセンを思い浮かべると思いますが

余り名前を聞かないチュリングで作られたハンドメード陶器が、この棚に一つだけありますので掲載します。

チュリングはドイツの州で、そこには18 世紀の終わりまでチューリンゲンの磁器として知られている

非常に多くの磁器メーカーがありました。

清楚で華麗な装飾陶磁器で、今も最後の工程に至るまですべて手作業で作られています。

その歴史は18世紀中頃のドイツ、チューリンゲン地方で生み出され、

その技術は父子相伝の技として二百数十年の歴史を越え作品の中に生き続けています。

マイセンの品質のような必ずしも良いものではありませんが、大きなメーカーに欠けている特徴があります。

それはこの陶器は王や上流社会向けに作られたものでなく、中流階級のためのものだった事です。

そのため当然当時は多くあったものでしたが、18 世紀チューリンゲンの磁器は今は非常に数少なくなっており

見つけるは非常に難しいものになっています。従って写真の陶器は現代の作品です。

レリーフの多い表側

反対側

作者・産地等が出ている底裏











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飾り棚4段目の3

2016-07-19 15:24:45 | 我が家
飾り棚4段目の3

ツアーでスペインのトレドに行った時に購入したダマスキナードをご紹介します。

ダマスキナード

金銀象嵌細工ダマスキナード

トレドの伝統工芸に欠かせないのが、金銀象嵌細工ダマスキナードで、世界の生産の中心地です。

金や銀の糸を鉄、銅などの金属のプレートの上に、デザインされた模様を手作業で嵌め込んでいくという

高い技術が必要とされる工芸品です。

ダマスキナード上部

ダマスキナード中央部

ダマスキナードの名称は、古代文明の一つチグリス・ユーフラテス川の流域に位置し、

イスラム文化の中で最高の装飾工芸を育んだダマスカス (現 シリア)の地名から

- ダマス物 -として呼ばれ継がれたことに由来します。

ダマスカスの地から発祥した工芸技術は、東は中国へと渡り、西はスペインへと広がっていきました。

8世紀から15世紀にイスラムの文化、思想、宗教の影響を強く受けたトレドが技術継承を受け、

そこで創作され成長したのが、アクセサリー・家具・ペーパーナイフ・甲冑・剣・額絵・皿・水差し・花瓶などへの象嵌細工でした。

15世紀の終わり頃からは、ヨーロッパ中で甲冑にも贅沢でおしゃれなデザインが取り入れられたことから

その技術は発展しましたが、武器の進化に伴って、ダマスキナードの重要性が減り、

金銀細工や宝石のアクセサリーとして方向に、だんだん変って行きました。

ダマスキナードの制作工程

鋼板の素材に、線彫りを施し、デザインをおこし、次に24金の金箔 (1000分の6ミリ)

・金糸あるいは銀箔などを針金やたがね、ポンチではめこんでいきます。

紋様ができたら、槌やハンマーでたたき金銀を埋め込んでいきます。

仕上がったら、下生地の黒い風合いを出すために800-900度Cの高温に熱せられた、

化成ソーダ・硝酸カリウム・腐食剤の液につけます。

さらに様々な形の先端をもつポンチやたがねで紋様に形を付け加えます。

最後に、磨きをかけて仕上げますと、完成品になります。







サンアントーニオその2と飾り棚4段目の2

2016-07-17 16:14:36 | 海外旅行
サンアントーニオの景色

前回に続いてサンアントーニオの写真を掲載させて頂きます。

歴史を感じさせる景色

何の建物か分かりませんが歴史を感じる建物

何の標識か説明板がありませんでした

標識の前でお仲間の写真を撮るktemple
 
ふと紛れ込んだ家の中でぱったり遭った珍しい鳥

紛れ込んだ家

そこでぱったり遭った珍しい鳥

飾り棚4段目の2

飾り棚4段目の2として少し紹介させて頂きます。

思い出の陶器製ビアジョッキ

陶器製ビアジョッキ

最後に勤めた研究財団では、発足時から神戸市さんと共催で国際シンポジウムを神戸市で開催しており

小生その担当であったため、シンポジウムで講演をして頂いた多くの外国人講師と親しくなることが出来ました。

そのお一人がドイツニュールンベルグ市水道局長さんです。

このビアジョッキは局長さんからプレゼントされたものです。

NURNBERGの文字が刻印されています

なお外国人講師を京都にご案内した時、この局長さんが御朱印帖を利用されており

実は恥ずかしい事にそれまで小生御朱印帖を持っていなかったので、

その時を契機に御朱印を集める様になりました。





飾り棚4段目の2と サンアントーニオの1

2016-07-15 08:48:32 | 我が家
昨日は朝の涼しい時間に10分程

何時でも家に戻れる様、家の前の道路を左右に行き来しただけで一日家の中で過ごしましたが

息苦しい時間が多く横になっているばかりでした。

外での写真が撮れませんので、引き続き飾り棚の中の品物のご紹介と、

その品物入手に関係した旅行の事を書かせて頂きます。

メキシコ製陶器

メキシコ製器

裏には作者名とメキシコの字が

この陶器は、米国とメキシコの国境にある町サンアントーニオの市場で買ったものです。

陶器を購入した店

この時の旅行目的等

当時日本では石炭のガス化・液化技術の開発が注目されていました。

そこで研究所のMさんと米国の石炭のガス化技術の開発状況調査に出掛けたのです。

現地では会社のニューヨーク事務所におられたHさん、そして商社の方2人も同行されました。

同行者一同

主たる訪問先は、米国の石炭ガス化開発状況を伺ったワシントンの米国エネルギー省と

ヒューストンで開かれていた米国化学工学協会の石油化学及び石油精製に関する展示会を見る事でした。

米国化学工学協会展示場入り口の表示がるアストロホール

展示会内部写真(見た証拠写真)

そのついでに米国とメキシコ国境にある美しい町サンアントーニオを訪れましたので

サンアントーニオを中心に、その時の旅の写真を順次掲載させて頂きます。

米国エネルギー省での出来事

米国エネルギー省でお話しを伺っていると、急に廊下で慌ただしい人の動きが出たため

お話しをして下さった方が廊下に出られて聞いてこられたのは「レーガン大統領が撃たれた」という大事件でした。

その日を調べると1981年3月30日でしたから、小生が調査に出掛けた時期も分かりました。

サンアントーニオの1

サンアントニオは、テキサス州中部に位置するテキサス第2の都市で、食品業のほか航空機、

建築材など多種多様な工業が発展しています。

サンアントーニオ風景

一方で、西部開拓時代の雰囲気を色濃く残し、

テキサス独立戦争の戦跡であるアラモ砦や近年特に人気が高いアメリカのベニスと呼ばれるリバー・ウォークなどがあり、

年間1000万人以上が訪れる全米有数の観光都市としても発展しています。

そこでリバー・ウオークを訪ねてみました。

リバー・ウォーク

街の中心を流れる景色の素敵なサンアントニオ川のほとりにあるリバーウォークは全長約24kmで

そこには小さくて可愛いレストランやカフェ、ギャラリー、ショップなどが立ち並んでいます。

リバーウォーク風景1

リバーウォーク風景2

リバーウォーク風景3

下の写真の様な船に乗るリバークルーズもありますが、残念ながら乗りませんでした。

リバークルーズ風景

アラモ砦

アラモ砦

中心街の一角に遺跡があるテキサス州ナンバー1の観光地アラモ砦(The Alamo)は、

テキサスがテキサス帝国としてメキシコから独立したテキサス独立戦争の勝敗を決定付けたとされる

1836年のアラモの戦いの舞台となった史跡です。1845年にテキサス帝国がアメリカ合衆国に合併された後、

南北戦争までアメリカ軍の施設として使われ、現在はアメリカの史跡として残されています。

ここは、元々は1700年代にキリスト教の伝道所ミッションとして建てられたものです。