末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

Lucky Ktemple!

2013-01-31 20:18:40 | グルメ

昨晩の夜食は誕生祝いを兼ねて

車で5分余の味の良い中華レストランに家内と出掛けました。

メニューを見ると、20周年記念「サンキューコース」というのがあり

何と通常価格の半値という有難いお値段。

メニューは下記の9品でなかなかのものですので、これはラッキーと早速注文。

サンキューコースメニューの9品

アルコールの弱い小生でも老酒を飲みながら食したいところですが

アルコールが好きな家内は運転するため飲めないので

小生も遠慮して、飲み物はジャスミン茶で専ら食べる事に専念。

フカ胸ヒレの姿煮・黄金ソース 黄金ソースがまた格別の味

海鮮の炒め 実に美味しいえび

メニューを見た時には食べきれるかと心配でしたが

丁度満腹になる程度で、何しろどれも味が良くて大満足でした。

写真のないものでは、季節のお野菜は大根、

ズワイガニのあんかけご飯ともども格別の味でした。

中国デザート2種はマボー豆腐と中国カステラで、初めて食べた中国カステラは

普通のカステラとは全く異なる食感のものでした。

鮑と東坡肉の醤油煮 角煮はとろけるような柔らかさで美味しいこと 

料理の写真は小生撮った事は殆どないのですがたまたま鞄にカメラが入っており

5時少し過ぎの早い時間に行ったので未だ店内は空いており、

周囲に客が来るまでの間の料理の写真を撮ってみました。


チャイニーズスタイルの北京ダッグ 北京ダッグは小さいので味わう間もなく喉を通り過ぎ







誕生日にあたって

2013-01-30 15:35:28 | 東京散歩
ほぼ満開になったカランコエ。花にも学ばねばと思うktemple

先ずは皆さんへの感謝

一昨日のブログに誕生日の事を書いた所

早速皆さんからお祝いのお言葉を頂き感謝し恐縮しています。

小生の旧制中学当時の日本の男子平均寿命は確か50歳台で

「人生50年」と云っていたのに、今や平均寿命は女性86歳、男性80歳と大幅に延び

小生はそれを越して今の状態ですと女性の平均寿命にまで行きそうです。

一昨年の椎間板ヘルニアと老齢化により

歩行で痛みを感じ余り長距離を歩けなくなりましたが

それ以外はお蔭様で特別の故障もなく、元気に毎日を楽しんで過ごしています。

楽しく過ごせる原動力の一つがこのブログで皆様と交流させて頂いている事で

心より皆様に感謝しています。


この綺麗な花も直ぐに散ります


現状告白

年金生活になって10余年。若い人達の助けを借りて年金を頂いている事を思うと

長生きが何か申し訳ない気持ちにもなります。

無駄な延命処理を受けない様に、日本尊厳死協会に入会し

「尊厳死宣言」もしていますし、あの世へ何時でも行ける様に位牌は完成しました。

形式的な事は進んでいるものの、実生活を振り返ると

エンディングノートは買ったままで中は真っ白

整理の大変な本も雑誌類や専門書の多くは捨てたものの

一般の本は長野の家に移した分を入れると千冊以上は残った状態です。

何時までも枯れずに現世の楽しみに明け暮れしているのが現状で

誕生日を迎えた今、真面目に生活のやり方を変えねばと思うのですが

果たして出来るか心配です。

実は数日前にユーキャンの実用ボールペン字講座の教材一式が届き

「今さら何をしようとするのか」と家内に笑われた所です。

小生自分の手書きで書いた文字も読めない時があるような悪筆のため

あの世で何か書けと言われた時用に遅蒔きながら何とか人並みになろうと考えた結果です。

然し数年前には毛筆講座に入り、立派な筆、硯、それらの入れ物や

教材が届いたのですが、結局何も使わずに残っているという前歴があります。

これも何時までも枯れない一面かと反省はしているものの

真面目にやれば9月で完了ですから、皆さんに完了したと云える様に

今度はしっかりと取り組む積りです。

詰まらぬ私事を長々と書きましたが

実はここに書いたのは情けない実体のほんの一部です。

皆様より上にあるのは、年齢と厚かましくこういうことを書く面の皮の厚いことだけです。

こんな情けないktempleですが引き続きご厚誼を賜れば幸いです。


国立西洋美術館の「手の痕跡」展 その1

2013-01-28 18:35:04 | 東京散歩
前庭に展示の地獄の門

はじめに

上野の国立西洋美術館で昨27日に終了したロダンとブールデルの

彫刻と素描の展覧会「手の痕跡」では

今迄一堂に展示される事がなかった二人の彫刻69点全てと

素描・版画21点が展示され、更に写真を自由に撮ってOKというので

足の痛みを我慢して25日に楽しんできました。

一昨年までですと、直ぐに報告をブログに書いたのでしょうが

この30日に81歳になる小生、ボケが進むやら意慾が衰えるやらで

いざ書こうと思うと構想が纏まらない様になってしまいました。

日常生活でも色々とドジを踏む事が多いこの頃

皆様へのコメントも頓珍漢であったり、失礼な事を書いたりしていると思いますし

ブログに間違った事を書く事もあると思いますが

どうか爺さんボケたなとお許し頂ければ幸いです。

 
彫刻については余り知識もない小生ですので、本展の紹介サイトの資料を参考に

先ず展覧会の概要をご紹介した後は、主な作品の中で

彫刻鑑賞とは無関係な面白い話があるものを取り上げて紹介する積りですので

ご興味があればお読み頂ければ幸いです。

驚いた事に撮った写真は僅か20枚で、ブログ用写真として

どうしてあそこを撮らなかったのかと残念に思うばかりです。

撮り忘れた写真は、別の時に撮った写真と

当美術館のサイトからお借りしたものを掲載しました。


「手の痕跡」とは

フランス近代彫刻史上に個性を輝かせた1840年生まれのロダンと

そのロダンのもとで一時は下彫り工として働き

その彫刻に最も近く接した21歳若いブールデルは

社会や文化が近代化を遂げるなかでアカデミックな彫刻教育から距離を置き

新しい立体表現を提示し続けた彫刻家として位置づけられています。

新古典主義の彫刻が滑らかに磨き上げられた仕上げに特徴があるのに対し

ロダンやブールデルの彫刻の表面は

あえて素材の粗いテクスチャー,指や型,道具の跡を残し

生々しさを露にしており、それは作者の「手の跡」であり

見る者が彫刻家の存在を間近に感じる重要な要素となっています。

そうした作品の特徴が、そのまま展覧会名になっています。

(上記の事を会場に行く前に知っていたら、見方も違ったと思いますが

ブログを書くに当たり知った事で、後の祭りになってしまいました。)

展示は次の4章に分かれて展示されていました。

第1章 古代彫刻やルネサンス彫刻からの影響

第2章 肖像・頭部彫刻

第3章 人体の動勢表現

第4章 記念像制作

以下1章から順次ご紹介します。


第1章 古代彫刻やルネサンス彫刻からの影響

ルーヴル美術館あるいは旅で訪れたイタリア各地で

古代彫刻やルネサンス、バロック彫刻に触れ

精力的にそこから学びとろうとしていた時代の作品で

主要作品としてはロダンの「青銅時代」、「アダム」、「エヴァ」

ブールデルの「弓をひくヘラクレス」等があり

ロダン6、ブーデル4の10点が展示されていました。


ロダン 青銅時代1877年 ブロンズ


青銅時代

この『青銅時代』はオーギュスト・ネイトと言う人物をモデルにした

等身大の男性像で、極めて緻密でリアルな作品のために

「実際の人間から型を取ったのではないか」との疑いをかけられました。

ロダンは型取りの嫌疑をはらすため、モデルとなったオーギュスト・ネイの写真と

彼から取った型を審査員に提出し、その疑いを晴らした結果

審査員たちはロダンの彫刻に対して賞賛の言葉を送り

ロダンの名は一気にフランス中に広まりました。

1880年のパリのサロンで、ブロンズの《青銅時代》は3等賞を受賞し

国家買い上げとなり、その数ヵ月後には

国から《地獄の門》制作の依頼を受けました。


ロダン アダム 1881年ブロンズ

アダム 展示室のものを撮ってなかったので、以前地獄の門の横にある像を撮った写真

最初に掲載した「地獄の門」の構想過程で

ロダンは門の両脇に巨像を立てる着想を得

それには人類の祖であり人間の業苦の根源である原罪を犯した

アダムとエヴァが最もふさわしと考えました。

制作にあたっては「鉄の顎をもつ男」と呼ばれた力技の芸人をモデルに使いました。

なお地獄の門の上には、これほど体はよじられていませんが

このアダムとそっくりの姿に見える三つの像があります。

ロダン エヴァ 1907年 ブロンズ

エヴァ これも撮り忘れたので、地獄の門の横にあるものを以前撮った写真

「豹のしなやかさと優美さ」を具えた美しい肉体を持つモデルを使って

エヴァを制作していましたが、彼女が妊娠していたため

頭部と両足は未完成のまま中止されました。

1906-07年に、ロダンはブールデルに石膏原型に基づく石灰石像を彫らせ

この時頭部と両足を完成させるため新しいモデルを使うことを許したそうです。

写真のエヴァは、この石像による鋳造と考えられています。


ロダン 説教する洗礼者ヨハネ 1880年鋳造

説教する洗礼者ヨハネ

この作品のモデルはイタリア人の農夫で

アトリエを訪ねてきたこの男は強靭な肉体にも荒々しい力をみなぎらせ

また素朴で神秘的な雰囲気を漂わせていたため

彼を見てロダンはただちに洗礼者ヨハネを思い浮かべたそうです。


ブールデル 弓をひくヘラクレス 1909年ブロンズ

展示場の小さな像

前庭の大きな像

ブールデルの名を不朽のものとした本作品は

ギリシャ神話の英雄へラクレスが怪鳥ステュムファリデスを射るために

渾身の力で弓をひき、まさに矢を放とうとする瞬間を捉えています。

隆々たる筋肉におおわれた緊張感あふれるヘラクレスの肉体は

驚嘆すべきエネルギーに満ちており、1910年サロンに出品された本作品は

批評家シャルル・モーリスが「レアリスムがイデアリスムの域にまで達している」

と絶讃したそうです。





火星移住計画 その2 移住者応募条件

2013-01-25 09:48:15 | 面白い話

Mars Oneが1月8日に発表した火星移住者の応募要件は次の通りです。

「少なくとも18歳である事が必要で、

目的についての深部感覚、健全な人間関係を築き維持する意志、

内省する能力、信頼する能力を持つ事が要求されます。

また快活で順応性があり、好奇心があって機知に富む人でなければいけない。」

とされています。


応募者はMars Oneに採用されてから最低7年間の広汎な訓練を受けるため

医師、パイロット、地質学者であるといった実社会での経験を求めていません。

選考作業は、2013年の上半期中に開始されます。

面白い事に応募者を選抜するのは、Mars Oneの専門家と、

国際放映されるテレビ番組の視聴者により行われます。

皆さん年齢的に問題ありませんから、応募されては!







火星移住計画

2013-01-23 13:03:42 | 面白い話
Twitterに「火星移住計画と移住者募集」に関する記事が載っていました。

この頃は夢らしいものがない小生ですので、これは面白そうな夢だと、

計画を進めているオランダの非営利団体「Mars One」を調べました。

立派なホームページhttp://mars-one.com/en/about-mars-one/about-mars-oneには

活動状況について詳細な記載がありましたのでご紹介する事にします。

「Mars One」の目標とビジョン

世界中の業界トップの団体・企業が保有する現在利用可能な技術を統合し

2023年に火星での人間定住を実現する事を目標としており、

それは、太陽系、生命の起源、宇宙における我々の存在についての

理解を速めるために絶対に必要な事と考えています。

発起人

オランダ人5人、米国人2人、カナダ人1人の8人で、

宇宙関連技術者、コンピュータ技術者、コミュニケーション専門家、

経済専門家 アーテイスト等から構成されています。

援助組織

アドバイザー

技術を提供する世界各国の専門家16人。

何と日本からは生物学者の広島大学の純教授がその一員です。

Ambassador
(英訳は大使ですが、適訳がないので英語のまま)

ノーベル物理学賞受賞の物理学者、宇宙飛行士、宇宙技術専門家の他に

作家やテレビ番組制作者等6人。

供給企業(Suppliers)

計画や計画実施に必要な機材について議論している

世界の主要宇宙関連企業で本計画に興味がある旨の文章をもらっている企業。

必要な資金の調達法

トータルコストは60億ドルと推定されていますが、

その為の資金源としては、

宇宙飛行士の選定以降の各種活動をテレビで放映することによる収入

企業や一般の寄付、さらにこの計画に関連した商品の販売による収入等で

既に多くの企業やメディアから資金を得ているようです。

年次計画

2011年
発起人による本計画の長期計画ならびにフィージビリティ・スタディーの作成。

2013年
移住する宇宙飛行士の選出。

2014年
必要資器材の製作と準備の開始

2016年
必要機材の火星への最初の打ち上げ
写真は全てMars Oneのホームページより借用

2018年
最適な居住場所の探査を行うための地上探査車の打ち上げ

2021年
2つの居住設備、2つの生命維持装置、その他の設備等

火星居住に必要な全ての物が6つの着陸船により火星に到達。

2台の運搬車により居住最適地に運ばれます。

2022年
最初の4人の宇宙飛行士の打ち上げ。

2023年
火星に踏みいる最初の人間として4人が到着。

各種設備を使用出来る様に整備します。

数週間後には5つの貨物輸送船により、

追加の居住単位、生命維持装置ユニットおよび

運搬車等が運び込まれます。


2025年
第2の4人の宇宙飛行士の火星到着。

増員の結果研究、実験や火星探査能力が拡大されます。



NASAの火星有人探査が2030年頃を目指しているのに比較しても

早い計画でありびっくりしましたが

上述の様な状況を考えると単なる夢物語でもなさそうです。

実は今年の1月8日に、宇宙飛行士の応募に関係する発表がありました。

それについては明日書く予定です。