末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

六義園の紅葉

2011-12-01 16:22:33 | 紅葉
滝見の茶屋付近の紅葉に囲まれた路


昨日はくさい話を書きましたので、少し古いですが、
2008年11月に紅葉の美しかった六義園に行って撮った写真をご披露します。

六義園について

東京都文京区本駒込にある六義園は、五代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が
綱吉から与えられた約2万7千坪の平坦な地に土を盛って丘を築き

水を引いて池を掘り、7年の歳月をかけて造った起伏のある景観をもつた
「回遊式築山泉水庭園」で、自らの屋敷としたものです。

将軍綱吉のお成りが58回と頻繁に行われた事からも
この庭園が当時にあっても天下一品のものと評価されていたことが窺えます。

庭園は明治時代に入って三菱の創業者である岩崎家の所有となり
昭和13年に東京市に寄付されて一般公開されました。
昭和28年には国の特別名勝に指定されまています。

「六義園」の名称は、紀貫之が『古今和歌集』の序文に書いた「六義」という
和歌分類の六体(そえ歌、かぞえ歌、なぞらえ歌、たとえ歌、ただごと歌、いわい歌)
に由来します。

 庭園は次の図にあるように、中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み
万葉集や古今和歌集に詠まれた紀州和歌の浦の景色を始め
その周辺の景勝地や中国の故事にちなんだ景観が映し出されています。


庭園外略図


中の島

中の島には、妹山(いもやま)・背山と名がつけられた築山があります。

古くは女性の事を妹、男性のことを背と呼んだことから
この中の島は男女の関係を表現しているとの事です。


中の島の前にあるアーチ型の蓬莱島
中の島にかかる田鶴橋と紅葉

紅葉のアップ

渡月橋 2枚の大岩からなる岩橋

中の島の松と船置場

吹上茶屋と松の雪つり


茶屋と紅葉


滝見の茶屋 中央の岩の小さな滝から水が流れ落ちています

茶屋の前の渓流に遊ぶ鳥と紅葉

概略図の一番上の狭い池

鄙びた紅葉の路