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「顔の好み変えられる」 心弱脳を制御する装置開発

2016年09月10日 | 技術・科学

人の顔の好き嫌いに関連する脳の領域の活動を、コンピューター画面を見ながら自分で制御する訓練によって、顔の好みを変えることに成功したと、国際電気通信基礎技術研究所などのチームが9月8日付米科学誌に発表した。

この手法を使えば、うつ病や強迫性障害の患者に出る不安や恐怖感などの症状を抑えられる可能性がある一方で、人の心の洗脳に悪用される恐れもある。

柴田・同研究所客員研究員(認知神経科学)は「倫理面の問題に配慮しながら研究を進める」としている。

チームは、人の顔の好みは脳の帯状皮質という領域の活動と密接な関連があることに着目。

機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)と人工知能(AI)を組み合わせて、帯状皮質の活動状態を即時に画面で把握し、自分で制御できる装置を開発した。

この装置を使って実験参加者12人に、あらかじめ選んでおいた、好きでも嫌いでもないと感じる中ぐらいの好みの顔の写真を見せた後、帯状皮質が「顔が好き」という活動パターンになるように自分で誘導する訓練を3日間、行った。

参加者は事前に実験の目的を知らされていなかったが、訓練後に同じ顔写真を見ると好感度が平均5%上がった。

一方、別の12人に帯状皮質が「嫌い」という状態になるように訓練した場合は、好感度は平均5%下がった。


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