NTTとKDDIが、大量の情報を省電力で高速伝送できる次世代の光通信技術の研究開発で連携する方針であることが3月1日、分かった。
高い技術力を持つ国内通信大手の2社で協力し、2030年代の導入に向け各国の開発競争が激化している第6世代(6G)移動通信システムで世界標準を獲得する狙いがある。
近く正式に発表する。
今後の研究では、NTTが既に開発を進めている最先端のデータ伝送技術「IOWN」を活用する。
消費電力量を抑えながら膨大なデータを送る通信網の技術基盤の肇立を目指す。
6Gは現在普及が進む第5世代(5G)に比べ10倍の高速通信が可能とされるが、技術的な課題は多い。
NTTは省電力で高速通信が可能な光技術を有する一方、KDDIは国際通信で使う海底ケーブルを通じた長距離のデータ伝送に強みを持つ。
双方の技術を組み合わせ、開発を加速させたい考えだ。
6Gは中国や米国などでも研究が進み、世界標準規格の主導権争いが熱を帯びる。
日本は5G技術や商用化で後れを取ったため、政府は6Gに関わる企業や大学の支援を急いでいる。
昔のように世界をリードしてほしいものだ。
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