国土交通省は、高速道路から出て道の駅を利用後、同じインターチェンジ(IC)なら高速へ「再入場」しやすくする。
現在は1時間以内に戻らないと料金が割高になるが、2020年度中に3時間以内に延長する。
道の駅以外への寄り道でも適用したり、現在は21県23ヵ所にとどまる対象ICを50力所程度に増やしたりすることも検討している。
この仕組みを利用するには従来の自動料金収受システム(ETC)ではなく、車両の位置を発信したり渋滞情報を受信したりできる「ETC2・O」に対応した機器が必要となる。
サービスエリア、パーキングエリアがない高速上の空白地帯の不便解消に加え、道の駅を核とする地域活性化、観光振興につながりそうだ。
この制度は鉄道の「途中下車」と似た仕組みで、2017年に試験的に導入。
道の駅に寄った後、同じICならい再び高速に入っても初乗りに当一たる料金は徴収せず、長距離利用に伴う割引も最初に出発したICを起点に計算している。
ただ、道の駅に入るまでの駐車待ちなどで時聞かかかり、1時間ではゆっくり買い物や食事ができない場合がある。
国交省の利用者アンケートによると、53%が再入場までの時間の延長を求めていた。
国交省は、道の駅以外にIC周辺にある観光施設への寄り道でもこの仕組みを適用できないかどうか検討。
対象のICも、将来的には倍近くに増やしたい考えだ。
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