楽天が4月から本格参入する携帯電話事業で、大容量のデータ通信が可能な料金プランについて、NTTドコモなど大手3社の半額以下にする方向で調整していることが3月2日分かった。
月額2980円を軸に調整し、データ通信の容量を益制限にすることも検討している。
低料金で利用者獲得を目指すが、大手も対抗するとみられ、価格競争が激しくなりそうだ。
楽天は、通信容量に応じたプランも設けるとみられ、3月3日に料金体系を正式発表する。
大手3社は楽天の本格参入を控え、既に大容量プランの見直しに動いている。
ドコモはデータ通信容量が月30ギガバイトのプラン(6980円)の通信容量を1月から60ギガバイトに倍増。
KDDI(au)は2月、データ通信容量に制限がない「auデータMAXプランPro」の月額料金を8980円から7480円に1500円値下げした。
ソフトバンクも3月12日から、大容量の料金プランを刷新する。
データ通信容量が月50ギガバイトのプラン(7480円)で通信量が2ギガバイト以下だった月は1500円割り引く措置を導入する。
楽天は4月、自前の通信網を使ったサービスの本格提供に乗り出す。
ただ当初から自前の通信網が整うのは、衷示都、名古屋市、大阪市などで、それ以外の地域ではKDDIの回線を有償で借りることなどから、赤字でスタートする見通しだ。
楽天はネット通販や金融事業など幅広いサービスを展開。
携帯事業の拡大を他事業の顧客囲い込みにもつなげ、収益性を高める戦略を描く。
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