政府が、ゆうちょ銀行の預入限度額を現在の1300万円から2600万円へ引き上げる方針を固めたことが12月19日分かった。
郵政民営化委員会が引き上げ案を取りまとめて、月内にも公表。
総務省や金融庁が来春の実現を目指して、必要な政令の改正を目指す方針だ。
引き上げが実現すれば、郵便局を通じて全国にネットワークを持つゆうちょ銀にとつては事業面で有利となる一方、地方銀行や信用金庫などから預金が流出する恐れがある。
また、日銀の金融政策の影響で歴史的な低金利が続く中、限度額の引き上げで集めた貯金をどう活用し収陣の手腕も問われそうだ。
ゆうちょ銀の限度額引き上げを巡っては、民間金融機関の経営圧迫につながるとして金融庁などが反対し、調整が続いていた。
民営化委は親会社の日本郵政が持つゆうちょ銀株式の早期売却といった条件を取りまとめ案に盛り込み、金融機関側に配慮する。
現在のゆうちょ銀の限度額は通常貯金と定額貯金などの合計で1300万円だが、通常貯金と定額貯金の限度額をそれぞれ1300万円とし、合計で2600万円とする。
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