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切り絵

浮世絵を切り絵に

富嶽三十六景 五百らかん寺

2025年04月10日 | Weblog

五百羅漢寺は、現在の江東区大島にあった黄檗宗の寺院。そこに三匝堂という三層の六角堂の建物があった。この建物は螺旋階段を上って行くように作られており、そのさまがサザエに似ていたので、栄螺堂と呼ばれた。ここの三階は見晴らし台になっていて、そこからは富士がよく見えたという。当時の大島は、溜池の点在する土地だった。この絵の中景の眺めは、色こそ土色をしているが、その静かな様子からして水面と思えないでもない。

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