KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

失敗の代償をかんがえる

2014-05-07 22:46:37 | 日記・エッセイ・コラム

 遠足用のバスの手配を前日になって忘れたことに気づいた、大手旅行代理店の男が、その果てに取った行動は、自作の手紙(生徒の自殺予告をにおわせたもの)を客先の学校に送り、遠足自体を中止させようとした・・・!

 

 自分もともすれば、自らの失敗を隠しがちな面があり、もちろんあとでより大変な目に遭ったり、またそれがわかっているから、他の人に助けを求めようとするが、その人も別の業務で忙しかったりでなかなか頼めないことも。そうなるとしかたなく独力で解決しようとするが、あとで「なぜこうなるまで放ってたんだ!」と怒鳴られる。ほっておいたつもりはなくても、結果的にはそう受け取られてしまう。仕事とはなんと恐ろしいものか。

 

 きっと本当は真面目と思うこの男も、それにより白い目で見られたり、アイツは仕事ができないなどと思われることを一番怖れたのだろう。

 旅行会社が提供するお客様への「商品」は、もちろん「快適な旅行(遠足)」であるから、この場合はどんな手段を使ってでも「バスの手配」を完遂するしかなかった。むろん、実現には多分に企業の力が大きく影響するところではあるが。

 しかし、手配を忘れた!さぁどうしようどうしよう、パニック状態に陥り、誰の助けも得られず、まともに考えられなくなった頭と精神状態では当然何も解決しない。仕事ができない人間と思われたくない、自責を逃れたいと思うあまり、「意図的に遠足を中止に追い込む」という最悪な選択肢を選んでしまった。自作の手紙を真に受けて穏便に(?)中止に追い込めば、少なくとも自分の責任は問われない・・・。しかし思惑通りにはいかず、その代償として解雇と逮捕という、社会的制裁を受けることになってしまった。

 

 結果に当然と思う人も多いだろう。しかし自分にとっては、いつどんな状況で同じような状況に遭うか?あらためて肝に銘じておきたいと、身も心も引き締める・・・もちろん、今回も反省文です。

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