KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

保存SL 2台のはなし

2020-07-05 17:20:18 | Railway&RailwayModels
 昨日と今朝、ひさしぶりに保存SLを見てきました。
まずは、JR桜木町駅前にある「旧横ギャラリー」にある、「1号機関車」こと110号。

言わずと知れた、明治5年、新橋(汐留)~横浜(桜木町)間の開業から使われた機関車。
以前は青梅の鉄道公園に保存されていました。


写真は2016年3月訪問時のもので、内部の構造が見られるように一部穴が開いていたが、

桜木町へ移る際に、見事に修理復元されていた。

機関車とともに、当時の客車も復元(新製?)されていた。
期間限定みたいですが、毎時0分になると、汽笛等をならすサービスをやっているようだ。

そして今朝は、町田の「すみれ会館」隣にある「デゴイチ(D51)」をみてきました。

日曜の午前中でしたので、保存会の皆様が整備、清掃の作業中。邪魔になるかなと思っていたところ、呼び止められて、

「これもっていきな」と、パンフレットを頂きました。ちなみに、小さいビニール袋の中身(右下)は、本物の石炭。

デゴイチことD51型蒸気機関車は、生産数が1,115両と、日本で最も多くつくられた蒸気機関車で、今もあちこちの公園や施設で展示されているほか、一部では動態保存として走れる様に整備されている。数が多い故、形態もさまざまで、この機関車ではその違いがよく分かる。

まず、正面から見ると、煙室の扉が、上の部分が欠けた丸となっている。他の保存されている蒸気機関車と見比べても、あれっ、と思う箇所ではないだろうか。

また、除煙板(デフレクタ)も小さい形状であったり、屋根にあるドームも、やや角張ったカマボコみたいな形状となっている。

最も異質に思うのは、ナンバープレートの字体だろうが、こればかりは仕方ないかも。

先のパンフレットによると、第二次世界大戦中の昭和18年製造、木曽福島機関区に在籍し、主に中央西線(長野県)で活躍したのだそう。
見慣れている他のデゴイチと違う形状になっているのは、戦時中の製造のため、材料を切り詰めたり、簡略化した結果なのかもしれない。

機関車の周囲には、これまた興味深いものが。

横浜線の原町田(現・町田)駅の駅名標。町田の次は淵野辺駅で、古淵駅はまだありませんでした。

当時の時刻表も。今の列車の多さと比べて、当時は列車本数が少なかったことに驚くかもしれない。

最後に、10月18日に、「デゴイチ祭り」というのがあることも、教えていただいた。

話は変わりますが、昨日の大雨で、熊本県や鹿児島県の、球磨川流域で大変な被害が出ており、今後も心配な状況です。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、1日も早い復旧をお祈りします。
復旧したら、こちらも大好きなハチロク牽引の「SL人吉」に乗りたいですからね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あじさいと江ノ電 | トップ | 最近の工作 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Railway&RailwayModels」カテゴリの最新記事