住居を移転して、そこを生活の拠点とするときに、近くにある「行きつけの店」というのがたいてい決まってくる。スーパー、コンビニ、ホームセンター、○○ショップ・・・などなど。
そんな中で最後に残るのがいつも、「床屋さん」。ほかの店と違うのは、床屋と客との「1対1」になるわけで、そこのコミュニケーションがうまくいくか否かで、行きつけの店になるかどうかがきまってくる。
きょうは家から数分にある、四つ角にあるちょっと小ぎれいな床屋に入った。入ると店の人はいなかった。先に待っていた人に聞くと、食事中だという。十分ほど待つと、同じ年代っぽい店長が現れた。一人で切り盛りしてるらしく、先客がカットしてもらってる間、ずーっと新聞読んだり、漫画を読んだりして時間をつぶす。外をふと見ると、秋だというのに夏のような暑さと夏のようなモクモクとした雲が見えた。
1時間ほど待っただろうか、ようやく順番が回ってきた。どのように切ってもらうかを伝えると、洗髪したあとは黙々とハサミを動かして切っていく。会話はほとんどなかったが、地元FMラジオ局の音楽がよいBGMになって、不快な気持ちにはならなかった。もともとあんまり会話しない人なのかな、とは思いつつ。
しかし丁寧な仕上げで、思った通りの髪型になったので、また来てもいいかなと思った。最近駅前などに多い、スピード重視の格安なカットのみの床屋に行かないのは、こうした丁寧な仕事を床屋に求めているから。規定の料金払ってもいいと思っている。
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