KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

写楽さいはなし

2014-03-07 22:08:30 | 日記・エッセイ・コラム

 ニュースで、その人を見たが、「また別人か・・・?」と思ってしまった。

 「現代のベートーベン」とも称された佐村河内 守氏が、ゴーストライターに作曲を依頼したという騒動を謝罪するというものだった。よく見れば髪型を変え、ひげを剃り落とし、サングラスも外した状態の本人だったことがあとで分かった。耳が聞こえない、病気であることもおそらくその通りだとは思う。

 だけどそうと気づくまで、じつは「佐村河内 守」という人間が実は何人もいたのでは、TVやCDジャケットに出る人、裏で音楽を作る人(ゴーストライター)など、いろんな役がいて、一つの共通ペンネームかあるいは合同プロジェクトとして活動していたのでは、という妄想すら思い浮かんだ。

 

 なぜそんな発想になったのか?会見をTVで最初に見たときに、冒頭の感想を持ち、そのときふと、江戸時代に活躍した浮世絵師「東洲斎写楽」を思い出したから。

 江戸・寛政の時代、わずか1年足らずの間に145点もの錦絵を発表し、こつ然と姿を消したとされ、生没年、生い立ちもいまだ謎のまま。さらに前期と後期で作風がまるで違うことから、東洲斎写楽という人物は存在せず、当時活躍した数多の浮世絵師・作家が写楽の名を借りて発表したのでは、という一つの説が最近浮上した、という話。歌川豊国、葛飾北斎、喜多川歌麿などがその名を連ねていたとされているが、真実は定かでない。

 

 「水戸黄門」ドラマ脚本の葉村彰子や、「スーパー戦隊シリーズ」原作の八手三郎が、複数の作家による共同ペンネームであるが、「佐村河内 守」も同じようなものかなと、漠然と思っていたし、結果としてそうしたほうがよかったのではなかろうか、と今になって思う。ゴーストライターの作曲家が告発し、それを受けて佐村河内氏が逆提訴に踏み切ろうと泥仕合の様相に。いよいよワイドショー的には面白くなっていきそうな感じだが、個人的にはどうだっていいこと。しゃらくさいことすんなよ、って言いたくもなる。

 

しかし何を隠そう、このわたくしKouChanも、本当は5人いる、一つのプロジェクトなんです。

ブログを書く担当のKouChan、Twitter担当のKouChan、模型を作るKouChan、写真を撮る担当のKouChan、作曲担当のKouChan、てな具合に。

・・・上の3行、全部ウソです、すみません。

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