KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

棚の安全をまじめに(?)考える

2009-10-14 23:58:19 | 日記・エッセイ・コラム

 本来なら先日の会津旅行の続きを書くところですが、今日はこの話をさせてください。

 昨日、札幌の古書店での本棚転倒により、中学生と小学生の姉妹が下敷きになり重体となった事件。現場の映像を見る限り、ひじょうに狭い店内とあまり頑丈そうにない本棚(の残骸)。調べていくと、さすがに本棚どうしは固定されていたが、床や天井とは固定されていなかったという。

 たまに古書店に入ることがあるが、店内も通路も狭く、その上本は天井近くまで本棚に並べられて置いてある、そんな状況でもし地震が起きて棚が倒れてきたら?そう考えると少しぞっとする。

 何年か前、工場に置かれている棚や什器の安全を検討しようという、社内の委員会に参加した。元々地震がいつおきてもおかしくないような地域だが、とりわけ当時は新潟中越地震の直後で、倒れたり落下したときの安全について特に厳しくなり始めた頃だった。工場の設備、備品の転倒防止策はそれぞれどうやって施せばよいか、約3ヶ月の短い間だったけど、高くて危なそうな棚や什器を見て回ったり、出された意見を元に対策のイラストを作成したりと、ちょっと安全について考えさせられた。

 たとえば棚(書類棚)については、棚同士を連結するだけでなく、床、天井、できれば壁面にもL型鋼などで固定し、さらに地震で棚の上の物が落ちてこないように、鎖を前面に取り付けるといった対策もすればさらによい。今回の事件での古本と、工場で使う部品という違いはあれど、参考になる部分は大いにあると思うのだが。

 同じように、古い模型店行くと、狭くて人のすれ違いもできなくて、でも在庫のプラモデルやオモチャは天井近くまでほぼ乱雑に(失礼!)積み上げられていたりする。こんな店内にいるとき、もし地震のような揺れが起きてこれらの商品が崩落したら・・・ケガはもしかしたらしないかな?

・・・いや、ドコの店だとは言いませんけど。

コメント
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