夏の風物詩のひとつに数えられる素麺
その歴史を辿ると平安時代にまで遡るとのことですが、現在のような形になったのは鎌倉時代、そして広く庶民にまで行き渡ったのは江戸時代になってからのことであるようですね
そんな素麺の生産地は西日本に多いそうで、国内生産量は兵庫県の“播磨素麺”、長崎県の“島原素麺”、佐賀県の“神崎素麺”がベスト3なのだとか…
ということで、明治6年に神崎で創業した老舗製麺所の直営店『百年庵』へお邪魔し素麺をいただくことにいたします
佐賀市内から車で30分ほど
福岡へと繋がる三瀬峠へと向かう山道へと入ったところにあるお店で、窓際の小上がり席をいただくことができれば塩原川の流れを眼下にすることができる素敵なお店であります
唐揚げや天ぷらなどと素麺がセットになった商品もありましたが、素麺をたっぷりと味わいたいと「桶そうめん」をいただきます
大きめの桶に張られた氷水に泳ぐ白糸は見るからに涼し気でありますし、そのコシがある歯ざわりと喉越しだけでなく、たっぷりとおろし生姜を加えたおつゆを潜らせていただくことでの風味も加わって箸が止まらなくなるほどであります
そして「天ぷら盛り合わせ」
海老を主役として人参や茄子などのお野菜が脇を固めていまして、サクッとした歯ざわりにおいしさを感じます
【百年庵】
佐賀県神埼市神埼町的1779
0952-53-2853