年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『つきぢのかくれ家 彦兵衛』 丁寧な下処理とじっくりと10時間煮込む穴子はとろけるほどに軟らかく上品な味わいであります

2020-06-25 22:33:05 | 関東
P6256663.JPG

築地2日目
昨日ほどではないものの、やはり築地場外を歩く人は少なく…
県をまたぐ移動の自粛が解除されたことで観光地に人が戻り始めているとのニュースが流れてはいますが、これが現実なのであり日常を取り戻すまでには時間が必要なようですね



P6256669.JPG

P6256667.JPG

P6256649.JPG
そんな状況であることから「待たずに座れますよ」であるとか「ゆっくり座れますよ」などと、どこのお店も一生懸命に声掛けをしているのでありますが…
「穴子がおいしいお店ですよ」と声を掛けて下さったのはワタシよりも少しお姉さんであろう方でありますが、きれいに化粧をされた姿に清潔感を感じますし、語り口調に優しさを感じる素敵な方でありまして、促されるままに建物の奥にある『彦兵衛』ってお寿司屋さんにお邪魔することといたします


P6256660.JPG
そんなお店のメニューには全てのお決まり寿司に煮穴子が乗せられていますし、煮穴子が乗るどんぶりメニューがあることなどから煮穴子推しであることを窺い知ることができまして…
煮穴子とまぐろのふた味を楽しむことができる「自慢丼」をいただくことといたします

提供されたお重にはネギトロがどーんと乗せられていて、メニューにあった赤身刺が替えられたのだとガッカリしていたのですが、そのネギトロの下に赤身刺が隠されるというサプライズがありました
メインとなる煮穴子は皮にあるぬめりを取り除くなど丁寧な下処理をしたあと10時間ほどじっくりと煮込み、更に一日寝かせたものであるとのことで…
ホロホロと箸で持ち上げることができないほどの柔らかさであるだけでなく上品な味わいの煮汁が染み入ったおいしさに、コロナ禍以前は月に500kgほどを仕込んでいたという人気ぶりも納得であります



【つきぢのかくれ家 彦兵衛】
東京都中央区築地4-10-13
03-6278-8565