前回「スタッドボルトを工作する。~リア~」としましたが、
フロントについてはもう一つ気になる点があったため時間を要してしまいました。
それがココ。
ハブにあるモールドはハブにブレーキディスクを取り付けるためのものですが、
本来4箇所ある内の2箇所は再現しているものの、
2箇所は足回りの3つのパーツを固定するために皿ビスとなっていて、
どうしてもリアル感を損ねています。
モデルとしてはココを三層構造にしてビス留めしないと、
ブレーキキャリバーにディスクプレートを挟み込む事が出来ません。
(私はまだブレーキキャリパーを接着していないのでテープ止めですが)
という事を使用されているネジAG(2x10F-TP) の代わりになるネジとして選んだのはコレです。
六角穴付き止めねじのM2x10で通称「いもネジ」です。
一般的ないもネジに比べるとM2はかなり細くそのため六角穴の対辺も0.9mm、
使用出来る六角ドライバーも0.89のものを使用します。
まずデフォルトのネジAGを使用して3つのパーツを組み合わせます。
(ディスクプレートは瞬着で仮止めしています)
モールドのあるところに真っ直ぐφ1.6mmのドリルで下穴を開けます。
ココは3パーツ通しての効き穴としました。
いもネジを六角ドライバーにしっかり奥まで差し込みます。
ゆっくりとねじ込んでいきます。
モールドだったものが形も機能もリアルに再現されました。
ネジAGをいもネジに差し替えてみると・・・
皿ネジのためのざぐりが要りませんね。
ならば埋めてしまおう!と用意したのがコレ。
ホームセンターで売っているセメダインのエポキシパテシリーズ。
「木部用」といっても色が茶色いだけですが、
なにより「10分硬化」と言う事で最近気が短くなってきた爺には最適です。
ほんの少ししか使わないのですが・・・
ひたすら練って混ぜます。
皿ビス穴を埋めます。
ドリル刃の後を使って一段下げます。
残ったパテは丸めておいて、硬化具合の確認用にします。
・・・十分に硬化した事を確認したらいもネジを抜きます。
ハブの裏側は不要なのでカットします。
ヤスリで整えます。
もう一度3パーツをいもネジで組み立てます。
裏側からφ1.6mmのドリルで穴を開けていきます。
皿ビスのところもいもネジ仕様になりました。
・・・後半に続く!
konaki。