まずは組み立てガイドの指示通りに接着面の塗装を剥がします。(表と裏です)
さてそのネットですが、ホームセンターで入手しやすかったステンレス製の網です。
現物あわせで外形と穴をマッキーで写します。
金切りバサミで切り取ります。
穴は直径5mmのドリルで開けます。
なぜかというと、ちょうどその大きさのハトメがあったからです。
ただこのハトメは真鍮だったので後からシルバーを塗ります。
さて、ここまではラジエター(内)の枠だけ残して切り抜いて作ったネットを貼る予定だったのですが、いざ切り抜こうと思ったら…失敗を恐れ、いまいち踏ん切りがつかなくなりましたxxx。
で、切り抜けないなら作っちゃえ!ということでプラ材を準備します。
これを外枠に合わせてカットしたり曲げたり。(曲げるところは切込みを入れています)
あ、これまた現物合わせです。
材料が揃ったらパーツの外側をメモ紙に写して、その線に合わせて接着します。
究極(?)の現物あわせ。。。
今度は斜めになっているところのアタリ線を書き込み削っていきます。(両面です)
大雑把にリューターで削ってからヤスリで仕上げると楽です。
サイドポッドに仮組みして形状を確認します。
形状がOKならば全体をつや消し黒で塗ってしまいます。
塗料が乾いたら瞬間接着剤でネットの四隅を接着します。
ではではサイドポッドに仮組みしてみると…
うーん、ラジエターの内側が透けて見えないです。ちょっとネットが細かすぎたでしょうかxxx。
でも、これより穴の大きなネットだと…
スケールで1/1にすると1cm程の穴になるのでちょっと大きすぎるような…
…取り付けはまだ先なので保留です。(この間の網が見つかるかもしれないし。。。)
まずは組み立てガイドの指示通りにホースの取り付け箇所の塗装を剥がします。
続いて裏側のサイドポッドとの接着面の塗装を剥がしますが、面積の大きな平面なのでダイヤモンドヤスリで削ってからカッターで整えます。
さて、ここでこのラジエター(外)の裏面ですが、何のディテールもありません。
実はここ、サイドポッドの内側から見えるところなのですが、モデルではラジエター(内)がネットではないので「見えない部分」です。
ということは「ネット」にディテールアップしたらば「見える部分」なのでその細工をします。
まずは邪魔な出っ張りを彫刻等(平刃)でカットします。
裏側の枠につや消し黒を塗っておきます。
(写真では既にディテールが付いていますが、つや消し黒を塗った方が良いことが後から判ったので手順を入れ替えています。。。)
続いて枠の大きさをアルミホイルに写します。
そのアルミホイルを枠の高さに合わせて切って帯状にして、ラジエターの外側に余裕を持ってマスキングテープで貼ります。
綿棒とつまようじを使って外側のディテールをアルミホイルに写します。
ラジエターの裏側にペーパーセメントを塗ります。
裏側の幅に合わせてアルミホイルをカットして貼ります。
この時あまり押し付けるとせっかくのディテールが消えてしまうので気をつけます。
サイドポッドに取り付けてみるとこんな感じです。。。
今度は外側のディテールアップです。やり方はインタークーラーのフィンの時と同じです。
で、インタークーラーとラジエターを仮組みするとこんな感じです。
前回スミ入れをしたインタークーラーのフィンですが正直納得をしていませんxxx。
というのもラジエターもそうですがこういった「冷却装置」のフィンはすごく繊細に出来ていてモデルのような「格子」ではないからです。といっても量産品にそのような細かい細工は出来ない訳で、ならば「ディテールアップ」しなくては!と思う次第です。
ということで登場するのは身近なお助けアイテム「アルミホイル」です。
インタークーラーよりちょっと大きくカットしてこれに一方向にシワがよるようにねじねじします。
それを破けないように広げます。
今回はピカピカ面を使うので裏に接着剤を付けるのですが、前回は「ピットマルチ・2」を紹介しましたが今回はこれです。
ミツワ ペーパーセメント Sコート
この商品の紹介記事を引用すると…
ミツワ・ペーパーセメントは、デザイン・版下用の接着剤です。紙などの貼り合せ、はくり等が簡単自由にでき、しかも接着が早く・強く・そり・伸縮の起こらない特性をもった、紙にもっとも適した接着剤です。グラフィック・アート・写植・清刷り・写真をはじめ、幅広い用途で好評を得ています。また、広告や出版の世界でプレゼンテーション、版下製品をはじめ、デザイン・写真のスタジオ、印刷、製本、装飾、建築、文具などの専門業界はもとより、一般の事務所やご家庭でも広く愛用されています。
って、まだパソコン(DTP)が一般的でなかった時代のものです。それに「紙用」なので模型に適しているかどうかは判りませんが、所謂「ゴム系」の接着剤なので今回のように「仮止め」っぽい使い方には適しているかと思います。
というのはこの接着剤は「浸透」せず表面でゴム状になります。ということは、対象物を侵すことなく接着剤の剥離が可能なのです。(こすると成分だけが丸まって「鼻くそ」状になります)
ということで、先ほどのシワを入れたアルミホイルの裏面にペーパーセメントを塗ります。
これをふわっとインタークーラーの表面に貼って、まずは両端を押さえてとめます。
続いて縦の溝に沿ってつまようじでなぞってアルミホイルを密着させます。
次につまようじでなぞったところにカッターの刃を入れて、アルミホイルを取り除いていきます。
同様にして縦の線全てのアルミホイルを剥がします。
フィンとフレームの質感に差が出来て、なんとなくそれっぽくなったかと。。。
この手法は同様の「フィン」を持つラジエターでも行う予定です。