6月28日にUPした写真です。
「ヒケ」というのは本当は平らな面なのに凹みが出来てしまうことで、表側が平らでも裏側でパーツの厚み(肉厚)が厚くなっている部分に出来てしまう現象です。
プラモデルではパテで埋めてから塗装して修正しますが…
teru さんは教えてくれました。
> あっ!そういえば、ちょうどこのキャリパーのヒケの部分にテンパーシールが貼ってある画像を見たことがある(ニヤリ)
で、虎の巻を見てみると当時の写真には確かに貼ってあり、保管車両ではそのシールを剥がした跡が残っていました。。。
で、不勉強だった私はまずこのシールを調べてみると、THERMAX(サーマックス)というメーカーの「サーモメーターストリップ・表面温度感熱示温ラベル(非可逆性)」ということが判りました。
非可逆性ということは「最高温度が何度になったか記録される」ということですね。
MP4/4に貼られていた当時のロゴ(THERMAX)、今は変わっているようです。
それと虎の巻の写真では「D」になっているところが「B」になっていますが、これは計測できる温度の範囲が異なるみたいで「D」の方が高温域になります。またその「段階」もいくつかあるようですが、これは「8レベル」で当時のものと同じです。
さて、これらの情報を元にラベルを製作します。
本物の写真に比べると「青色が鮮やか」「温度の文字が細い」「各レベルの境界線が太く、レベルの色が濃い」と相違点がありますが、これは1/8スケールでプリントすることを考慮してます。
(…というか、ホントは何度もプリントして試した結果なんです。。。)
で、どうやって大きさを割り出すかというと、虎の巻にほぼ正面から写っている写真があったので、ブレーキキャリパーの平らな部分の高さとラベルの長さを測り、モデルのブレーキキャリパーの同じところの長さを測ります。結果、28:20=11:x となって、x ≒7.86、プリントするラベルの高さをこれにします。
また、今回は実物も「ラベル」なのでプリントする用紙も「エーワン(A-one) No.29281 インクジェット用水に強い白フィルムラベルノーカット」にしてみました。
プリンタの設定を合わせてプリント!
うっ!ちっちゃい! (ホントは全部で8枚で良いのに)
実際のラベルは四角ではなくてフチが丸くなっているのですが、さすがにこの大きさだと綺麗に切れないのでパツッと四角に切って貼り付けます。
うーん、ちょっと厚いですか?それと、アップの写真だとやっぱりカドを丸く切りたいなぁ…
でも、本来の目的「ヒケ隠し」は達成できました!めでたし、めでたし。。。
>>> 追伸
虎の巻の写真を天眼鏡でよく見てみたら「華氏」の表示が違っていました。
379 → 380
351 → 350
331 → 330
いずれも切りのいい数字になっているのですが、「D」の華氏については別のメーカーのものを参照してしまったことによります。
うーん、こんなところにメーカーによる違い(それとも年代の違い?)があるなんて…不覚でしたxxx。