8月27日 絵画教室5回目
画題とねらい ・「ありさんのおはなし」を聞いて描く
・応募の絵であることを理解し、いつものように楽しく描く
・小さいありに優しい気持ちを持って描く
今回は、毎年頼まれている応募作品。したがってB4の紙。
準備していた黒のサインペンは、線が細すぎて、急きょ太目のめん棒に変更した。子どもが描きやすいように、画題と画材の相性をイメージして、事前ぎりぎりまで考えるミー先輩。絵の具の色・濃さにも細心の注意を払う。
今回も自作の蟻の話から始まった。けっこう長い・・・しかも、いろいろな動物や花やお菓子が登場してくる。ふじ組もきい組も、静かに聞いている。いつも目にしている身近にいる蟻・・・さて、どんな絵を描いてくれるでしょうか?
すぐに描きはじめたりーさん画用紙の左下から蟻を描いていきます。
黒一色でデッサンを終えて、緑・赤の順で 色をつけていきました。
「蟻がみんなでビスケットを運んでいるところ」 両側の花には、ハチやてんとう虫がいます。
日ごろおとなしい しーさんとくみちゃん。周りの様子を見て、ひまわりを まず 描きました。
その後は ありに集中して 次々と描いていきました。
しーさんの絵 ビスケットを見つけて笑っている絵です。
くみちゃんの絵
くみちゃんは、年中の時 なかなか描きだせませんでした。みんなが描き終わる頃、やっとクレパスが動きだして、なんとか絵にしました。事後 先生に絵の説明をするのですが、これも声が出ません。先生からの問いに、首を縦や横に振って 意思表示をしてきました。
それが・・・今回・・・この可愛いありを 次々と描いて 本人も満足したのでしょうか。自分で声を出して、絵の説明をしました。初めてのことです。
ありが クッキーを たべている!・・・ うれしい一言です~~
べー君は 黒のめん棒でどんどん描いていきました。 描き上げて大満足!「できた!」と言って、ひまそうです・・・
色つけていいですよ~ ・・・先生の声に あまり気が乗らない様子で 黄色を一つ!そこで筆を置きました! 「もっと色をつけたら?」・・・でも 気が乗りません。蟻は黒に決まってるんだもん・・・って言いたそうです。 薄い黒にしたら? それからは 黒を水で薄めて次々付けていきました。それでも 時間が余ります。友だちはまだまだ描いています。仕方なくサインペンで 下の方に蟻を3匹描きました。
その時 まだ 色は 黄色の一点のみ! 時間をもてあましていると、時折り 色付けの声がかかります。
片づけに入ろうにも 今日はみんなで一斉に片づけるため 待っていなくてはなりません。ついに 赤色を筆に付けて・・・クッキーと 最後に描いた蟻を塗りました。
ベーくんに その時の気持ち 聞いてみたいなあ~~
さて 同じ話を聞いて 部屋に帰ったきい組。さっそくクレパスで描きはじめました。
ありが10匹に 10個のクッキーと キャンディー。
画用紙を縦にしたので、応募用紙のため横にしようとすると、また縦にして描いた絵です。なるほど土の中の蟻の巣。これじゃあ、土の色も塗らなきゃあいけません。
ふじ組もきい組も 絵を描けない子がいません。表現はさまざまですが、その子なりに 楽しんで描いています。絵は 子供からの手紙です。一枚一枚の絵から、どんな内容を読み取り、どうやってその気もちに応えていけるか、ここから先は、周りの大人の課題です。
暑い夏 なかなか通えなかった私です。反省も込めて 9月は がんばって通って 子供たちの心の伴走者になりたい私です。
帰りがけ・・・2歳児のカニさんが 笑って元気づけてくれました。陽気に踊っているような・・・そんなふうに見えたのは、私だけ??!!