1月12日、ANAの747が一日だけの伊丹空港ラストフライトを行なったことは
いろいろな報道などですでにご存じの方も多いと思います。
騒音規制によって、2006年4月以降は就航していなかった伊丹に
8年ぶりに747がやってきて、機体見学会と遊覧飛行を行なったのです。
一人の社員がこの計画を発案、地元や国交省への説明、調整を経て
やっと実現したこの催しは、多くの人たちに感動を与えました。
そのリポートは次号で詳しくご報告するとして
現場で目撃した“ちょっとイイ話”をご紹介したいと思います。
写真はこの日予定されたすべてのイベントを無事に終え
羽田に帰る747を寒風の吹き付ける南ターミナル屋上で見送った後のANAスタッフです。
じつは彼らが手を振っているのは、この最後の瞬間まで展望デッキに残って
747を見守ってくれた多くのファンに対してなのです。
誰からということなく「ファンの方々にお礼を言おう」という雰囲気になり
滑走路から反転して整列し直し、手を振った後に一礼。
寒さも忘れて、心からの気持ちを伝えたのでした。
この後、屋内に戻ったスタッフを、今度はファンの人たちが拍手で迎える一幕も。
早朝からの取材の疲れも吹っ飛ぶ、とても感動的なシーンでした。
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