電卓、ワープロがオフィスの電子化の先駆けだった時代から、次にパーソナルコンピューター(パソコン)が使われるようになったのは、パソコンのワープロソフトなどが進化して、ワープロと変わらない使い勝手が良くなったせいともいえますが、筆者はもっと大きな理由は電子メールが利用出来るようになった為だと思っています。
電子メールが出現する前までは、手書きの文書を作成してファックスを使って送るのが、文書を早く送る通常の手段でした。
ところが、パソコンではキーボードでメールを作成して瞬時に相手に送信できるのです。このスピード感と利便性から、オフィスのパソコンによる電子化が進んだのだと思います。
そしいろんなホームページやニュース、株価などの情報も検索できるようになったのです。
筆者も個人用の情報機器としての利便性から、初めてパソコンを自費で購入しようと決断したものです。
まだブラウン管のディスプレイと、かなり大きな本体、キーボード等がバラバラでかなりのスペースを食う製品でした。
確か、筆者が購入した初めてのパソコンは、今は見かけることがないのですがIBMブランドのれっきとした一流品でした。
当時からアップルのパソコンは、優秀な制作ソフトが確立していたため、デザインなどの制作分野では使われていましたが、日本語ソフトが使い易かったNECの98シリーズなどが一般のオフィスではよく利用されていました。
筆者も機種の選択では迷ったのですが、いわゆるDOS/Vパソコンが主流になるだろうと、DOS/V機種の IBMを選んだのでした。
勿論、電話線でつないだ有線で送受信したのですが、初めてディスプレイにゆっくりと海外のホームページが映し出された時は、ものすごく感激したものでした。
当時の通信速度は1Gも出ていたのでしょうか? 最近の5Gなどの超高速通信が当たり前の世の中とは、隔世の感がありました。