オリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言が世界中に広まって、とうとう辞意表明に追い込まれた。
筆者も80歳になったところで森氏より三歳ほど若いとはいえ、彼の発言はすべきではないと思っていた。
そもそも男性より女性が劣っているとの思い込みを、彼が永年持ち続けていた結果だろう。
世界の政治の世界では、もはや男性優位などといえる状態ではなくなっている。 ご存じの通りドイツのアンゲラ・メルケル首相など、森元首相などより遥かに有名で、政治的なパワーも備えている。
米国の新大統領ジョー・バイデンの副大統領カマラ・ハリスさんなども、万一の際に高齢のバイデンにいつでもとって変われる実力も人気もある。
世界の嘲笑を浴びる今回の発言であって、もっと早く辞任を発表すればよかったのだ。
高齢の自民党指導部の責任者が、いつまでもノサバッテいる典型的な日本の政界の後進性を、暴露した典型であったと思う。
この際、思い切って若手の女性会長を選出したらどうだ。