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もはや大幅な金融緩和は実施できない。 黒田・日銀の苦しい緩和発表。

2016年07月29日 14時02分01秒 | 日記
 黒田日銀より、追加金融緩和の決定が今日の午後3時半ごろに発表されるという。

 日経新聞の電子版で内容が速報された。 まあ内容的にはかなり消極的な内容で、株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ額を倍増するという。金額は6兆円だ。

 マイナス金利政策の幅を増やすなどは言及されないようで、金融界の追加金融緩和期待は望めないようで、早速日経平均株価も値下がりし、為替レートは103円を切りあがる寸前まで円高が進んでいる。 昨日比 1.67円高だ。(13時45分頃)

 まあ、筆者はあまりにも急激すぎる円高だとは思うが。

 前日に安倍首相が得意満面に追加の経済政策を発表していたが、発表直後は株価も上昇したが今日はすっかり色あせている。

 色あせたアベノミクスなんて言葉も、もはや使いたくないが、金融業界もそのあたりは良く分かっているのだろう。 彼らが要求する金融緩和も、これ以上突き進んでも、当面は上向いても、結局は元の木阿弥に戻ってしまう。

 これが国民の三分の二の支持を得た安倍政権の経済政策の本来の姿なのだろう。 国民の大部分は、与党の自民、公明党に絶大な信任を与えている訳ではないのだ。

 あまりにも自民の受け皿になるべき野党のふがいなさが見えるため、非常に消極的な与党支持であることを、安倍政権は良くわかっておくべきだ。


(日本経済新聞 電子版より貼り付け)

日銀、追加金融緩和を決定 ETFの買い入れを倍増 6兆円に
2016/7/29 12:56

 日銀は28~29日に開いた金融政策決定会合で、追加の金融緩和を決めた。現行の「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」をさらに推し進め、株価指数連動型上場投資信託(ETF)の年間買い入れペースは3兆3000億円から6兆円に倍増させる。不動産投資信託(REIT)の買い入れ額は年間900億円を維持する。

 マネタリーベース(資金供給量)はこれまでの年80兆円に相当するペースを維持する。日銀の当座預金の一部に適用するマイナスの金利幅も年マイナス0.1%にとどめる。国債保有残高は年間80兆円増えるペースでこれまで同様購入する。

 15時30分から黒田東彦総裁が記者会見し、会合の決定内容や経済・物価見通しについて説明する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

(貼り付けおわり)