野の花を添えて、綾便り

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おすすめ本・<奇跡のリンゴ>木村秋則の記録

2009-02-16 17:53:36 | 本のご紹介
最近、福岡正信さんの<わら一本の革命>を読んで、
感動、涙した。

そして、最近。木村秋則さんの無農薬の奇跡のリンゴができるまでの
記録が書かれた本を、綾町の図書館で見つけた。

新刊だったらしく、図書館の入り口で、
見かけたことのある顔写真の本発見。
 
無農薬のリンゴを育てた、木村さんでした。

友人から、このリンゴの話は聞いていて、
一年ほど前にも、新聞にも大きく取り上げられていた。

TVで、NHK<プロフェッショナル仕事の流儀>
にも、彼のことが、放送されたことがある。
我が家は、TVのない生活が長いので、見ていませんでした。

すごい人だと聞いていて、詳しくは、知らなかったので、
早速、深夜に読みふける。

まるで、ドキュメンタリー映画を見るような内容で。
何度も感動し涙があふれた。
TV放映後、自殺を思いとどまった人など、
いろんなかたがたから、お礼の連絡をいただいたそうです。

木村さんの人生の転機には、神様が手ほどきしているように思う。

以前は農薬散布。そして、アメリカの大型機械を使った農業にも
興味を持つ。メカに詳しい木村さんがトラクターの本を探して、
古本屋での事。
ほしいトラクターの本が最上段のところにある。
ちょうど棒があったので、つついて落としたら、横にあたった本も
一緒に落ちてきて、その本の角がつぶれてしまった。
2000円で購入する事に・・・
半年か一年近く、その本はそのままにしていて、
暇な時に読んだその本は、
なんと、福岡正信さんの、<自然農法>の本だったのです。

そして、無農薬のリンゴの夢が、めばえてきたのでした。

それから、地獄を見るような、究極の貧困を経験
死を覚悟した時も、
神様がそこにいたのではないかという、出会いがありました。
そして、転機が訪れ、
夢が現実となるのでした。

著者の石川拓治さんの文章は、
映画をみるようです。
というよりも、木村さんの生き方が、映画のようなのでしょうか?
木村さんの、笑った写真には、歯がありません。
その理由もおかしくて、奥深くて、・・・

木村さんはリンゴを、カリッとかじれないね。
と、子供と笑いましたが・・・
本の内容を子供に話すと、とても興味を持っていました。
今夜はつづきの話を聞きたいそうです。

昨夜、国富の田中書店にも、この本がありました。
その横には、福岡正信さんのDVD付きの本と、
私の大好きな、ターシャのDVD付きの本も一緒に、

時代は、心の安らぎを求め、

流れは、自然を求めている。

古嶋のお店のお客様も、それを求めてこられるのではないかと、
感じます。