時々,体育館のドーム型の屋根を「ざ~~・ざ~~」と雪が流れて行った。
暖房設備のないニセコ高校の体育館は、建築現場用のジェットヒーターが
「ゴーゴー」炊かれ、厳かな雰囲気の中、卒業式が挙行された。
知り合いの娘さん,息子さんも、卒業証書を握りしめ、壇上を後にする。
まだまだ、これからの希望に満ちた!!道程が続く。
ニセコにインターナショナルスクールを誘致しようと町?は動き出した。
旧幼稚園の園舍を,再利用して、グランドや体育館はニセコ小学校の
施設を間借りして、運用される。幼稚園舍の改造費用はニセコ町が
負担する。
国内で,文科省が,義務教育として認めている(学校教育法第1条)
所謂1条校は、幕張インターナショナルスクールだけだ、
ニセコは,札幌の北海道インターナショナルスクール(HIS)が経営する、
基本的にインターナショナルスクールは、教育機関としての補助は
何処からも受けられないので、全て授業料で賄われる。
授業料は年間生徒一人、100万円~200万円と言われている。
最近では、その教育方針・語学力の取得に賛同して、普通の・日本国籍の
子どもたちも、入学するケースが多い、その場合,大学の受験資格は
ある場合が多いが,義務教育を受けたとは認められていない。
ニセコの場合,主に,外国籍の企業、管理職、社員、スキー場で働く
海外からの人々の子どもたちが通うようになる、倶知安町にも広がるだろう。
経済的にある一定額以上、年収がなければ、インターナショナルスクールに
子どもを入学させる事は出来ない。
かなりの額の税金を投じて,誘致する事業になる、街の人がこぞって、
是非,インターナショナルスクールさん、来て下さい!!・・・と
思ってる風には見えない。
長いスパンで考えれば,少子化に伴い、ニセコ高校の今後を
真剣に考えて行かなければならない時期に来ている。
こちらは,毎年,ニセコの子どもたちが20人前後入学している。
インターナショナルスクールを誘致する,メリット(ニセコ町にとって)
も、当然多くあるのだろう、しかし,その一方で、
まだまだ、この街の子どもたちの教育に関して
足元を見つめて、手だてを講じて行かなければならない事が、
山のようにある気がしてならない。
街の政策として、上滑り?してないだろうか?
疑問が残る。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます